茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

洗濯もの

関東のとある場所に引っ越してきたのだけれども、洗濯物を干してもすっきり乾いたことがなく、いつもちょっと生乾きの状態。しかもちょっと臭い。一度や二度のことなら許せるかもしれないけれど、これが毎日続くとなるとちょいとキツイ。これは今住んでいる土地の湿度が異様に高いんだろうか?今まで住んできた場所でこんなにも「しっとり」していたところはない気がするなあ。関東地方はもともと河川の氾濫が多くて沼地も多かったから、いまアパートが建っている場所も、ひょっとしたらもともと河川のあった場所だったりして、水はけの悪い土地なのかもわからない。駅までの道中に「大雨の時は増水に注意!」なんていう警告看板があることからも、少なくとも水害の少ないところではなさそうな感じ。アパートの1階なので、よけいにじめじめした感じがするのかもしれない。

じめじめに加えて、南向きの部屋なのに日光が差し込んでこないという問題もある。これは本当に不思議だ。良く晴れた5月の日、まさに五月晴れといった感じでも、ベランダまで陽が届かなくて洗濯物がなかなか乾かない。5月の日光の入射角ってそんなに急だっけ?と思ってしまう。日が差し込んでこないので、外気温が28℃くらいになっていても、予想外に室内は涼しい。というかちょっと肌寒さすら感じてしまう。「今日はちょっと寒いなあ」と思って外にでて初めて暖かかったことに気づく。自分は暑がりな質なのでまぁ暑くないことはありがたいことかもしれないけれども、それでもなお「南向きの部屋でなんでこんなに寒いんだ!」とちょっと突っ込みをいれたくなってしまうレベル。不思議な部屋だ。

そんなこんなで、洗濯物が全く乾かないものだからほとほと困り果ててしまった。周りの家族に話をきいてもやはり一日干していても乾かない様子。どうやらみんな部屋干しで耐えしのいでいるような感じ。部屋干しをしようかと考えてみたものの、この狭い部屋に突っ張り棒を設置して服を干したらさらに部屋が狭くなってしまう…さすがにそれは極力さけたいところ。そして、部屋干しをしたところで生乾きの嫌な臭いはなかなか避けがたい。自分としては、洗濯物は「ふわっ」と乾いてほしい。そんな贅沢な希望を満たすべく、引っ越してからしばらくはほぼ毎日近くのコインランドリーまで通って洗濯物を乾かした。引っ越し当初はまだ車を買っていなかったので、約1kmくらいの道のりを家族4人分の洗濯物を持った中年男性が住宅街を徘徊していたわけだ。客観的にみてちょっと怪しい感じがするし、少なくともこちらから話しかけたいような感じではない。乾いた後は水分が飛んでいるからまだいいけれども、洗い立ての洗濯物となるとこれが結構重たい。うちはまだ幼稚園児と乳幼児だけど、このベイビーたちは小さいくせになかなか大量の洗濯物を毎日排出してくれるまったくエコではない存在だ。自分よりもたぶん赤ちゃんの方が一日あたりの洗濯物の量は多いんじゃないかな?自分なんて、Tシャツ1枚に、あとはジーパンなんて2日くらい使いまわしできてしまうからそんなに洗い物はでない。かたやベイビーくんは一日に一体何回「お色直し」をするかわかったものじゃない。夜間のおしっこが多くておむつで吸収しきれなかったときは朝一でお着替えだし、場合によっては布団のシーツも丸ごと洗濯いきになる。食事をしたらしたで、ベイビーはなかなかに常識に縛られない食べ方をしてくれるもんだから、そこでお着替えが必要になったり、椅子のカバーも洗濯しなければいけなかったりする。そんなこんなで、ベイビーが家族の中で一番小さいはずなんだけど、単位当たりの洗濯量で考えるとこの子が一番量が多いな。

洗濯ものは多いのに全く洗濯の乾かないアパートにいるもんだから、毎日コインランドリーにいっては乾燥することになる。20-30分くらいで一家族分の洗濯物は乾くのだけれども、歩きでコインランドリーまで行って、乾燥して、また歩きで戻ってくることを考慮すると、なんだかんだで一回あたり1時間くらいはかかってしまう。これはなかなか手間のかかることだ。どうすればこの面倒を解消することができるのか。色々考えてみたけど、解決方法は一つしか思いつかなかった。それは、乾燥機を買うこと。引っ越したばかりで「引っ越し貧乏」真っ只中だったけど、こればかりは必要経費だと思い、清水の舞台から飛び降りるつもりで乾燥機を買いに行った。乾燥機自体は6万くらいだったけれど、乾燥機を置く "台" がなんと15,000円もした。これにはびっくり。だって、ぱっと見ただのスチールのラックにしか見えない。乾燥機というそれなりに重たいもの(たしか20kg以上ある)を置くから、それなりに頑丈さが要求される。だからこそお値段が高くなってしまっているのだろう(と推測する)。75,000円もの出費は痛かったけれど、これで天気に関係なく洗濯物がすっきり乾くなったことはお金では買えないメリットだったと思う。日本では何故か洗濯物を外に干すことが主流だけど、日本のようなジメジメした気候の国こそ乾燥機が必要なんじゃないかなと思う。最近は洗濯乾燥機がはやっているけど、それでも周りを見ている限り、外干しの方がメインなんじゃないだろうか。乾燥機を使うことが主流になってくれればもっと乾燥機の種類も増えて、価格も安くなるのになぁ。という個人的な希望。