茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

初案件獲得なるか

先日、「何か新しいことに挑戦してみよう」と思い、Webライティングのお仕事に応募してみた。Lancers から自分が書けそうなものを選んでみて、4-5 件くらい応募してみた。こちとらこれまでクラウドソーシングなんてものはやったことがないので、結構ドキドキしていた。

取らぬ狸の皮算用ではなくて、仕事を受けてもしうまくいかなかったらどうしようとか、ヘマをしたらどうしようとか、そう言った失敗した場合の不安がちょいちょい浮かんできた。不安症な人によくあるやつだと思う。これから起こることの期待よりも不安の方が優ってしまうんですよね。

そんな不安を断ち切って今回は何件も応募したんだから、自分としては頑張ったと思いますよ。初めてバイトに応募した時ぐらい頑張ったんじゃないかしらん。

Lancers に応募すると、早速メールの返信がきた。「なんて早いんだ!」とちょっと興奮しながらメールを開けて内容を確認してみると、ただの応募の確認メール。まぁ、そりゃそうだよね。はじめてのことなもんでちょっと勇み足になっていました。ふむふむ、メールを読んでみると、「てめぇの応募は受け付けてやった。これから先は依頼主からの連絡を待ちやがれ」と書いてある。なるほど、あとはせんべいでも食べながら便りを待てばいいわけか。

そして、1日目。待ってもなんの反応もなし。現代人はみな忙しい。僕だってLINEの返信を忘れることはちょいちょいある。まだ待ってみよう。

そして2日経ち、3日たち… なんも連絡がこない(笑)。うん、これは不採用確定だな。

初戦は完敗に終わったわけだけど、これで引き下がるわけにはいかん!第二戦目だ!今度は選り好んではいけない。とりあえずもらえそうな案件だったらまずは申し込んでみよう。

探してみると、英会話の体験レポートみたいなやつや、評論を読んでその感想をまとめるといった面白そうなやつもある。とにかくポチポチと押して、まずは4件分申し込んでみた。果たして今回はレスポンスがあるだろうか…

 

…きた!今回初めて先方から返事がきた!まだお金を獲得していないどころか、案件獲得にも至っていないのに、もう入金してもらったんじゃないかってくらい喜んでいる自分がいる。付き合いはじめた彼女からメールの返信がきたときのような… どれどれ、いったいどんな内容なのか?

依頼者: 「応募してくれた案件は、先に応募してくれた方にやってもらいます」

…なに!?なんだと!せっかく応募して、返事がきたと小躍りしていたのに、案件はもう取られてしまっているだと。でも、何やら分に続きがある。

依頼者: 「同じテーマで違う題材のものがあるので、そちらを興味がありましたらどうですか?リンクはこちらです」

おー!まだ希は完全には絶たれてはいない!このリンクをポチっと押せば、あたらしい可能性の扉が開けるはずだ!よし、息をおさえて、ポチっと指定のリンクをクリックすると…

「閲覧できません」

なんだって??なんで依頼者が教えてくれた案件なのに閲覧できないの?どうも公開されていないらしいんだけど、でも本人が直々に教えてくれたものなのにみれないものなのかなあ?いろいろ試したけど、結局みれなかった。仕事以前に、現在の文明の利器を使いこなすという最初のステップからつまずいているような気がする。僕ももっと近代化せねばいかんと思って奮闘しておるんだけど、文明の方から僕を拒否しにかかってくるか。ここでくじけてはいけない。まだほかにも案件があるはずだ。

気を取り直して他の依頼主からの連絡を待つこと数時間。また連絡がきた!前回は全敗だったのに、今回はかなり順調に連絡がくるな。案件は英会話スクールの体験レビューのようなもの。実際にカウンセリングを受けて、そのときの様子などをレポートすればよいらしい。英語に関しては普通の人の10倍以上は苦しんできたから、書きたいことはたくさんあるし、英会話スクールとかもそれなりに行ったことがあるから、きっと自分にぴったりの案件のはず。さてさて、依頼主からのメッセージは何かな?

依頼主「…ご対応いただける場合は、契約に同意いただき、チャットワークに〇〇を追加してください…」

僕「………それってどこにあるんですか??」

またも情弱の分厚い壁が僕の前に立ちはだかる。僕だって契約に同意したいんすよ!でもその同意ボタンがどこにあるっていうんだい??21世紀は簡単に同意もさせてくれない世の中になってしまったというのか。今ここに、仕事を他人に上げたい人と、仕事を他人からもらいたい人がいて、需要と供給はぴったり合致している。そして、なぜ同意ボタンだけないんだ…!そして、チャット機能はいったいどこにあるのよ?どこからユーザーを追加するんだ??もう、未知のことが多すぎて案件に行くまでの障害が多すぎる。いや、たぶん僕以外の人はこんなところで引っかからないだろうから、障害はなくて、真っ平らな更地で勝手に自分だけすっ転んでいるのかもしれん。

案件獲得までの道のりは遠く果てしないな。さてはて、僕は無事に仕事を獲得して納入するところまでたどり着くことができるのだろうか?前途多難な旅路はまだまだ始まったばかり。