茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

思考の指向

自分の認知の歪みが結構ひどいと気づいた時から、感情が動いた瞬間、それを意識的に捕まえようとしている。自分の心が動いた瞬間を捉えることができれば、自分がどんなふうに世界を捉えているのかがぼんやりと浮かび上がってくる。大体心が強く反応する時はネガティブなことに遭遇するときが多い。もう少し正確に言うと、自分がネガティブだと思い込んでいることに遭遇したときだ。多分世の中に良いも悪いも何もなくて、あるのは自分の歪んだものの見方だけだ。

今日は結構露骨に感情が動いた。多分はたから見てもそれが分かるレベルだったと思う。就業後、パソコンの電源を落としてさて帰ろうと思った時に、上司に捕まった。前にも確認した内容だったけど「本当に大丈夫か?合っているか?」と問われてしまうと、それを聞かなかったフリして「おつかれっしたー!」なんて言って帰ることはできない。少なくとも僕はそれを言っちゃえるほどのメンタルは持ち合わせていない。仕方なくパソコンの電源を入れ直して、エクセルを立ち上げてまた数字と睨めっこする。この時はかなりイラついていた。せっかく帰ろうとしたのに時間を奪われた!という感じが強かったかな。そしてなにより、この前散々確認して「これでオッケー」って言ったのは一体誰よ!!上司っていうのは大体気まぐれで何か物をいうから、まぁ、言ってることがコロコロ変わる。これは仕方ないことだと思うけど、振り回される身にとっちゃたまらない。

イライライライラしながら、数字を一つ一つ拾い上げて問題がないか確認していく。あまりにイラついて、ボールペンをずっとカチカチカチカチノックしていた。作業自体は30分くらいで終わった。終わってから冷静になってみると、そんなにイライラしなくてもよかったかなとも思う。

今回、僕はなんでそんなに心を動かしてしまったのか?これは、時間を奪われたことに対する怒りが強かったと思う。他人に時間を奪われることが僕は嫌いだったんだなぁって、今更ながら認識した。自分の心がネガティブに動いた時は、それをひっくり返してやると、自分が大切にしているものが見えやすくなることがある。僕にとっては今回は時間だった。なるほど、確かに引っ越してから自分の時間が極端に少なくなったから、余計に時間に対して執着するようになっているのかもしれないね。