茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

断酒してよかったこと

断酒してよかったことの一つは「朝すっきり起きれること」だ。これのためだけに断酒をしてもいいと思う。酒を飲んでいた時は、それはもう毎朝毎朝体がだるくて重くてしんどかった。そして最悪なことに「あー、だりぃなあ・・・」って思いながら朝から酒を飲み始めたりして、苦しみの連鎖が止まらないんです。

朝すっきり起きられることは何ものにも代えがたいことなんですけど、最近はそれに慣れ過ぎてありがたみをちょっと忘れていました。しかし、昨日は数年ぶりの日式飲み会をやったので久しぶりに過去の記憶がよみがえってきました。
昔の僕だったら、飲み会の次の日は絶対に使い物にならなかったなあ。いい場合で、昼過ぎに起きる。最悪な場合は夕方までずっと布団の中で、そこからまた飲酒が始まっちゃう。それに比べて今はどうですか、朝の5時ですっきり目覚めていますよ。なんてすばらしいんだ!まぁ、今日は4時前くらいから我が家のベイビーくんが泣きまくっていたからちょっと事情は異なるかもしれないけど。でもまぁ、数年前の自分だったらこんなことは考えられなかったなあ。

もし数年前の自分が飲み会に参加していたらどうなっただろう??たぶんあの飲みの席で一番浴びるように酒を飲んでいたに違いない。それだけは確実だ(笑)。昨日しらふ状態でみんなを見ていて改めて思った。「やっぱりみんな飲み会でそんなに酒飲まないんだ!!」って(笑)。びっくりしますねぇ。酒飲みからしたら、飲み会で手を休めて酒を飲まないなんて信じられない。僕の場合は、大勢の人が集まる場はあんまり精神的に落ち着かないから、とりあえず何かしていないとそわそわしてしまう。それで、飲み会での「とりあえず何か」は「ひたすら酒を飲む」という行動になってしまっていた。それこそ、ずーーーーーっとエンドレスでビールばっか飲んでいた。

1. ジョッキを上げる
2. ジョッキを傾ける
3. ビールを飲む
4. ジョッキを下げる
5. 1に戻る

この繰り返しをひたすらずっと何時間もやっていた。ホントにもう、ダメ人間ですわ。たばこを吸っていたときは、これに「たばこを吸う」という動作がはさんでいたからまだよかった (??) けど、たばこをやめたあとは、たばこ時間分まで酒を飲んでしまうので必然的に飲酒量が増えていた。

こんな感じで僕は飲み会のときは最初から最後までひたすらずーーーっとビールを絶え間なく飲んでいたわけだけど、ある時ふと気が付いた。「あれ?みんな飲み会でもあんまり酒飲んでなくねぇか??」って。パレートの法則じゃないけど、ひょっとして飲み会に出席している2割がその会で飲まれる8割くらいの酒を消費してるんじゃない??って思う。
それで、さっきの話に戻る。昨日はしらふでみなさんの様子をみていたからよくわかったけど、やっぱりみんな飲み会で酒飲んでないやん!!なんだよー。僕はてっきり飲み会は酒を飲む会だと思っていたけど、みんな全然酒飲んでいなかったのかぁ。知らんかったわ。
僕が見た限り、昨日の飲み会でちゃんと酒と真摯に向き合って「飲んだ」と言える人は一人だけでしたね。他のみんなはダメですね。みなさん飲酒に対する態度が甘々ですよ。あー、いや、それでいいのか… 酒は飲まない方がよいのか。

飲み会で「そんなにお酒を飲まない」っていうのがデフォルトならば、その会に一人や二人一滴も酒を飲まない人がいても問題ないですよね。
酒と縁を切った世界はすばらしい。数年前に真剣に自分を変えなければと思い、断酒にもまじめに取り組んだ。あの時きっと、「自分を変える」と思っただけでは何も変わらなかったはず。断酒がちゃんとできたからこそ、大きく自分を変えることができたと僕は確信している。
今更もう飲酒していた時代に逆戻りするようなことは絶対にしたくない。たぶん普通の人が一生のうちに飲むであろうお酒はとっくのとうに消費しているので、今後の人生で一滴も酒を飲まなくても全く問題ないし、そもそも、もう「飲みたい」という欲求がわかない。というか、「飲酒は嫌だ」という思いの方が強い。

部屋の中にも朝日が強く差し込んできた。こんな時間にちゃんと人間らしく活動できるというのは素晴らしい。さてと、シャワーでも浴びにいこうかな。