茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

駅の本屋さん

心のオアシス: 本屋さん

僕にとっての数少ない楽しみの一つ、それは本屋に行くこと。

本屋に行くと、何時間でも時間を潰せますね。店側にとっちゃ迷惑な客かもしれないけど。

でも、一応店に入ったらたいてい何か買うから見逃してやってください。

僕が普段使っている駅には本屋さんが3軒くらいはいっているらしい。僕が把握しているのは2軒で、そのうち1軒はほぼ毎日通っています。でも、本屋にいくとお金がどんどんなくなっていってしまうので、できるだけお店に入らないように最近は努力(?)しています。

改札の通ってずっと真っすぐ歩いて行くと本屋に入ってしまうので、断腸の思いでホームに向かうようにしています。

誘惑に負けると週5で本屋に行ってしまうのですが、なんとか誘惑に打ち勝てたときは週3くらいで収まる感じです。

僕にとっては女子高生がスイーツを食べにいくのと同じくらいの感覚ですね。もう、やめられないのです。そして無駄に本を買って積読が増えていく!それでもいいのです。本は閉じた状態であっても、その役目を果たしているのです!私は文化保護のために本を買っているんだ!そう、日本の活字文化保護という崇高な目的のために書物を買い集めているのであって、決して散財しているわけではない!!散財ではないのだ・・・!!とは決して妻の前では言えませんが、妻もなかなか理解のある人なので「昔のように浴びるように酒を飲むよりも本を読んでいてくれたほうがいい」といってくれています。ありがたしありがたし。

本屋がない?!

この前、なんというわけでもなく、ただなんとなく普段とは違う改札を通ろうとしました。せっかくなので、普段行かない方の本屋に久しぶりに顔を出そうかなと思ったら、遠巻きでも閉まっている感じがわかります。

一体なんだろうと近づいてみると・・・

「2022年5月10日(火)をもちまして閉店いたしました」
僕「えー!!そんなの聞いてねぇえぞ!!」

もうね、ショックですよ。たしかに、ここ最近この店に顔を出していなかった僕の責任も大きいですよ。活字文化の守護として、もう一方のお店に偏り過ぎていたのは確かに反省すべきことです。

でも、でも、なんて閉店する前に何も言ってくれないんだよ!水臭いじゃないか!なんでこんな状態になるまで放っておいたんだよ。僕に相談してくれれば一日1冊くらいは買ってあげたのに・・・(焼け石に水)

後悔先に立たずとはこのことです。このお店で最近本を買ってなかったことが非常に悔やまれますが、もう時すでに遅しです。

まるで長年の友人を失ったかのような大きな喪失感です。(この駅を利用し始めたのは今年の4月からですけど)

三省堂書店の進出

本屋が潰れてしまうことほど悲しいことはありません。たぶん、身内を失うことの次くらいに悲しいできごとですね。

ショックのあまり、しばらく閉店とかかれた掲示の前でポカーンとしていたら女子高生にチラチラみされたので、これはいかんと気を取り直して改札に向かって歩き始めました。

すると、こんどは別の文字が目に飛び込んでくるではないですか!!

「2022 AUTUMN NEW OPEN 三省堂書店

なんでそこは英語なんや!!いやいや、違う、違う!おおお!オータムに三省堂が開店するですって!!

神は僕を見捨てなかった!明正堂書店がなくなってしまったのは悲しかったけど、代わりに三省堂がオープンするなら、プラマイゼロだから引き分けってことでいいんじゃないでしょうか?何に対して引き分けかはわからんですけど。

でも、開店までしばらく時間がありますな。それまではいつも通っている本屋で活字保護活動 (本の無駄買い) をしましょうかね。

本好きとしては、本屋さんがなくなるのはすごく寂しいのでできるだけ貢献したいですね。これは冗談抜きで。

キンドルも好きなので、これまでたぶん1000冊以上はキンドル本を読んできましたけど、やっぱり紙の本には紙の本の良さがあるので、完全には電子に置き換えられないし、置き換わって欲しくないですね。

紙の本の何がいいかって、付箋を貼りまくって線を引きまくったり、コメントを入れるのがいいですね。キンドルでももちろんそういうとこはできるけど、何故かキンドル本だと「読み返し」をあまりやらなくなるんですよねぇ。なんでだろう?他の人の事情をきいたことがないので、一般的なことかはわからないですけど。

紙の本の場合だと、その月に何系の本をどのくらい買ったか、ぱっと見でわかりますけど、電子の場合だとちょっとわかりにくいんですよね。電子の本は「過去の本」がわかりにくくなる気がします。

他の人がどうやって電子本を管理しているのか気になるところです。紙の本はかさばるのが厄介ですけど「本棚のあの辺にしまってたはず」っていう空間的な認識が伴うから過去の本も読み返す確率が高くなるのかなあ。

話がそれてしまいましたが、紙の本が大好きな僕としてはこれからも実店舗の本屋さんがあって欲しいです。さあて、明日は何の本を買おうかな。