茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

子育てするまで気づかなかったこと: 出かけるのが結構大変

知らないことは解りません

人間、自分の知っている範囲のことしか想像できないものです。知らないことは、理解できないし存在しないも同然です。

でもなかなか普段はそういったことに気が付きません。歳をとると特にそうですが、自分の周りを既知のもので固めてしまって、そもそも未知のものを知ろうとしない(笑)。

独身男性にとっては、子育てっていうのは未知数MAXな感じじゃないでしょうか?

少なくとも僕はそうでした(笑)。

言われてみれば、「あー、そうだろうね」と思うのですが、言われてみるまで全く想像しないのです。

今回は「赤ちゃん連れのお出かけ」をテーマにしてちょこっと語ってみるますが、これについても昔の自分だったらただ漠然と「なんか大変そう」ってくらいにしか思えませんでした。

未知過ぎて具体的なことが想像できないもんです。

ベビーシートはかなり暑くなる

ベイビーを連れて車でお出かけするときはベビーシートに乗せなければいけません。

安全第一なので、これが見るからに結構暑そうなんですよね。クッション性のある素材を使っているからいたしかたないのでしょう。しかたないとはいえ、特にこれからの季節 (夏) はかなり蒸されます。

大人は自由に動けるからいいのですが、ベイビーくんはこの狭い空間に縛り付けられて身動きの取れない状態になるのでちょっとかわいそう。

何もないと汗だくになっています。熱中症も怖いですね。

ということで、下の写真みたいなベビーシート用の保冷剤があるんですね。こういうのがあるって知りませんでした。

「背中をずっと冷やして大丈夫なのか?」と最初は思いましたけど、ベイビーくんを観ている限り、これがある方が快適そうです。

シートに装着するのにめっちゃ時間がかかる

写真のベイビーくんは割とおとなしい方なので、すんなりとシートに乗ってくれることが多いです。

しかし、長男のときはかなりハードモードでした。

シートに着くなり「ギャー!!」っと泣き叫んで、体をエビ反りにして必死に抵抗していました。

赤ちゃんと思えないくらいものすごい力を発揮するんですよ、こういうに限って。

いやー、赤ちゃんにこんなにパワーがあるとは聞いてませんでしたよと(笑)。

長男のときは、車に乗せるまでにすべてのエネルギーを使い切っていたような気がします。

↑この子は比較的イージーモードでシートに乗ってくれます。親孝行な子です(笑)。

赤ちゃんが重いので望んでなくても毎日筋トレ

クーハンに乗ったベイビーを車にそのままのっければOKなので、かなり楽ではあるんですけど、それでもやっぱり重くて大変!!

赤ちゃんとクーハンの重量を合計すると 13 kg くらいになるのかなぁ。

この重量を片手でもって動くのはちょっと大変ですね。男性の場合はまだいいですけど、女性の場合は本当にきつそうです。

取り付けは楽、移動は困難

クーハンの取り付け部分、台座の方はこんな感じになっています。

子供を持つまでベビーカーがどんな作りになっているかなんて全く考えたことがなかったので、興味深かったです。考案した人は頭がいいなあ。こういう人に喜ばれる仕事をしたいものですね。

↓クーハンを取り付けるとこんな感じになります。

これは対面にしていますけど、クーハンを反対向きに取り付けることもできます (赤ちゃんが外を向くようにできます)。

赤ちゃんが小さいうちは不安になるので、親の顔が見えるように対面にした方がよいみたいです。

いざ移動しようとすると、今度は店の広さが問題になります。

店内は基本的に赤ちゃんのことなんて考えていないので、ベビーカーで入るには狭い!

店が狭いというべきか、ベビーカーがデカイというべきか、どっちが正確なのかはわかりませんけど。

最近のショッピングモールは家族連れを想定しているので、割と楽に移動ができるところもあります。

一方、昔ながらのスーパーは無理ですね。商品棚と棚の間隔が狭過ぎてベビーカーでは入れないです。正確に言うと、ベビーカーでも入れるとは思いますけど、周りの人から白い目で見られそうで入れない(笑)。

赤ちゃんを連れて入るには抱っこしていく方が無難かもしれんですね。

こんなことも案外想像できないんですよね。いや、大変ってことは想像できますけど、それが実際どのくらい負担になるかっていうのは当事者になってみないとやっぱりわからないものですね。

公共交通機関はムリムリ

引っ越してからしばらくは車なしで生活していました。

一応、首都圏内(東京都内ではない)なので、車は入らんだろうと思い込んでいたのです。

田舎もんなので、千葉とか埼玉の事情がよくわからんのですよね。僕のざっくりしたイメージでは「なんか都会でしょ?」みたいな感じです。めちゃくちゃ大雑把なイメージですけど。

しかも、色んな情報にかぶれて「車は贅沢品」「支出は車から削るべき」みたいに思っていました。越してくるまでは。

で、実際に生活してみて早々に車なし生活にギブアップです(笑)。赤ちゃん連れで電車とかバスに乗るのはかなりキツイですね。

過去の自分には言ってやりたい。人間はですね、必要だから車を発明したんですよ!

電車はまだマシな方ですけど、バスはちょっとハード過ぎるなぁって思いました。

僕は男なので、赤ちゃんをベビーカーに乗っけたままバスの中まで運ぶことができますけど、女性ならまず無理ですよね。バスの中が混んでいたらベビーカーを折り畳まないといけないでしょうし。

赤ちゃんに付け加えてもう1人2人子供がいたらもう大変なもんじゃないです。子供たちが同時にグズったらもう地獄ですし。

車なし生活を1ヶ月半くらいやってみましたけど、早々に「これは無理!」ってさとりました(笑)。

断言します。車は贅沢品ではない(笑)!必需品だ!!

僕はそう思った日からネットで車を検索して、激安な車をゲットしました。

車が手に入ってからは生活が本当に楽になりました。ちょっとした移動がものすごく楽!

病院にも簡単に行ける。車の維持費はかかりますけど、これはもう必要経費だなと割り切っています。

僕がいない時は下手したらうちの妻が幼稚園児と赤ちゃんを抱えて出かけないといけないわけですから、やっぱり車がないと辛すぎます。

昔住んでいた葛飾は徒歩圏内で全てが完結していたので歩きでなんとかなりましたけど、やっぱり東京から少し離れると車なし生活はキツイですね。

面倒な手順

車が楽って話ましたけど、それでもやっぱり子供がいると大変です。

うちで今使っているクーハンは、子供を乗っけたまま車に乗せたり、ベビーカーに乗せたりすることができるのでかなり楽ちんです。

しかし、これがベビーカーとカーシートが別のタイプだと、かなり億劫です。

  • 子供をカーシートに乗せる
  • 子供暴れる
  • 車で目的地まで移動
  • 子供をカーシートから降ろす
  • 子供をベビーカーに乗せる
  • 子供暴れる…

で、車に乗せる時はこれの逆を行うわけですね。

うちの長男は毎回ギャンギャン泣きまくっていたので、お出かけはいつも修行だと思っていました(笑)。

いかに感情と自分自身を切り離してなすべきことをするか。感情に負けてイライラしたらおしまいです。まぁ、大体イライラしてしまいますけど。

こういう大変さも実際に体験しないとわからなかったわけですから、子育てで色んなことを勉強させてもらっているなぁと思います。

今では街で子連れのお母さんをみると陰ながら応援しています。実際に声をかけたらただの変質者なので、あくまで遠巻きで。