人間、ついつい他人も自分と同じだと勘違いをしてしまいます。
今回もまた過ちを犯してしまいました。
過ちというか、ただの思い込みですけど。
自分が断酒をしているから、てっきり一般的にも断酒の需要があるんだろうとかなり思い込んでいました。
でも、違いました。全然違いました!
市井の人の興味は?
この前、本屋に入ったときに、平積みにしてある本に目が止まりました。
ウィスキー特集やら、日本酒、ビール、はたまた酒蔵だ、お酒に合う肴などなど。
それはまぁ驚くほど沢山の「お酒本」がございますね。
そのとき、ハッとしました。
こんなにお酒関連の本は平積みで置かれているのに、禁酒とか断酒といった本は一冊もない!!
確かに、自分のこれまでの記憶を辿っても、禁酒断酒の本って有名なやつは知っているけど、そもそもの母数が少ないな!
教えてGoogle!!
ひょっとして思い、Googleで検索をかけてみました。結果は分かりきってるような気がしますけど、果たしてどうでしょうか…
検索のヒット数は人々の興味の度合いに比例するに違いありません。
「禁酒」で検索すると・・・5,000,000 件
ふむふむ、なんか思ったよりすくないなぁ。みんな禁酒しないのか。
「断酒」で検索すると・・・37,800,00 件ヒット!
さっきよりも桁が増えましたね。断酒って言うと、禁酒よりも末期的な響きがあるから、本当に酒をやめたい人は断酒の方に興味があるのかな。禁酒だと、結局またいつか再開するから意味ないし。
ではでは、ストレートに「酒」で検索するとどうでしょう・・・?
841,000,000 件ヒット!
8億ですよ、8億!!断酒の軽く20倍もヒットします。
「酒」で検索したので、この中にはきっと「酒井さん」とか「酒田さん」も含まれちゃっているでしょうが、それを差っ引いても億と言う数はゆるがんでしょう!
蛇足ですが、「ビール」で検索をかけても軽く2億はヒットしました(笑)。
いかにみんな断酒に興味がないかが分かりますね。
断酒なんて、ないも等しいですな。
クラスに一人くらい断酒やってる人がいるかなぁってレベル。
これが「サラリーマン男性」って限定すると、たぶん1000人に一人もやっていないんじゃないかな(笑)?
僕にとっちゃ四面楚歌ですよ。
インドとかのドライステートに移住しようかしら。
僕が「酒をやめた」っていうと、みんな「頭おかしいんじゃねぇの?」って反応します。
そんなもんでしょうね。これはわかりますよ。僕も昔はそう言っていた側の人間なので。
「酒を飲まねえなんて、人生の楽しみの半分を捨ててる!」とかうそぶいていました。
ちなみに、「禁煙」で検索すると・・・163,000,000 件ヒット!
健康なうちにいっぱい吸っていっぱい飲みましょう。今日も一日の終わりにビールなんていかがでしょう?
他人が断酒している目の前で飲む酒はきっと格別ですよ(笑)。