茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

帰省3日目 墓参り、そして自分だけ家にもどる

引き続き、「帰省した時の日記をそのまま載せる」という手抜きな試みです。この日は家族で墓参りに行ってきました。その後、僕だけ一人家に帰りました。息子たちと妻はそのままもうしばらく地元で虫取りとかを満喫する予定です。普通は、"奥さんの実家" に奥さんと子供が帰るパターンが多いと思いますが、うちは妻が ”僕の実家” に里帰り (??) というイレギュラーなパターンですね。いくら義理の親といっても、赤の他人ですから、短期間とはいえ一緒に暮らすのはストレスでしょう。とはいえ、僕は仕事があるのでそそくさと千葉にもどりました。

 

タイトル: 帰省3日目、千葉に戻る
2022/XX/XX(日)
7:34 AM 起床。次郎が夜中に何度も泣き叫んだおかげで眠くて仕方がないな。これは結構きついな。今日は太郎の方が先に起きたが、いつ起きたのか全く気が付かなかったや。
- 母親が、昨日の一升餅を切って焼いてくれた。餅は冬に食べるイメージがあるから、この暑い夏に食べるのはちょっと変な感じだ。太郎は一口食べて餅が気に入らなかったのか、「パパ、食べていいよ」と餅をよこしてきた。「食べて」じゃなくて、わざわざ「食べていいよ」っていうところが小賢しくなっているね。5歳にもなるとだいぶ悪知恵もついてくるな。
- 本を読んでいたら、仮面ライダーバイスっていう番組が始まった。悪魔がどうのとか言ってるけど、仮面ライダーはバッタじゃねぇのか??リバイスって、一体何を修正するんだ?いやでも、単語の並びから動詞はおかしいからリビジョンじゃねぇのか?うちにはテレビがないから、完全に最近の番組から取り残されているな。
9:37 AM 母親と家族全員で墓参り。

- 寺の入り口が狭すぎて車を擦るかと思った。5ナンバーでこのギリギリ感。他の車両はどうやってここにきているんだ?
- 墓参りは普通にやればいいのに、また母親のよくわからん墓参りスピリチュアル小話が止まらんのぉ。これにはちょっと困るな。墓参りは、人間の感情的なところの根源に関わるもんだから、俺はやったほうがいいと思っているけど、それにオカルト的なものを結びつけられるのは嫌だな。
おれが非科学的なものとか占いとかが嫌いになった理由は確実に母親の影響だろうなぁ。母親の話をきいていると、いかに科学教育が大切かというのがよくわかる。看護師免許を持っているから、一応科学教育は受けているはすなんだけど、不思議だなぁ。たしかに、科学で観測できることは世の中のほんの一部だけだから、圧倒的にわからないことの方が多いけれども、無批判にオカルトチックなことを受け入れるのはよろしくないねぇ。っていうことを昔っから母親には言っているけど、まったく通じないなぁ。生きている言語が違うんだね。

- 太郎は墓参りよりも虫取りに必死。シオカラトンボを捕まえたらしい。

- のんと本堂の中に入った。昔は寺の本堂の中に戦死者の遺影があってすごく怖かった記憶があるけど、今は取り外されてしまったんだな。戦死者の位牌は別の祭壇に置かれているけど、それが戦死者のものとは今の人はあまり気付かないだろうな。戒名に「忠」とか「誠」とか「義」とかの耳障りのよい感じが多いことに欺瞞を感じる。正義をかざして大義のよくわからん戦争に駆り出されて、そして若くしてなくなった当時の若者が不憫でしかたない。そして、そんな彼らが信じた「物語」を今の俺らは「侵略」と切って捨てる。昔の軍部も政府もクソなら、今の俺らの仕打ちも相当クソだわな。
- 寺のそこらじゅうに、誰がいくら寄付したかと貼られまくってるのが、昔から嫌いだけど、40前になってもやっぱりこれには嫌悪感があるな。今はそうでもないけど、昔はこうやって家格を誇示していたんだから、釈迦がみたブチ切るんじゃないか。じゃあ、何もなくして誰が寄付したかわからんくするのも現実問題として難しいしなぁ。
10:28 AM 帰宅
今日の昼飯はシーフードカレー。ホタテが異様にでかくてびっくりした。あれはさすがに半分くらいに切った方がよかったんじゃないかな。太郎がまた好き嫌いをしてなかなか食べてくれないね。子供の食わず嫌いには困ったもんだなあ。
1:21 PM 家を出た。母親に車で駅まで送ってもらう。
太郎が外に出ようとするから、「健ちゃんはお留守番だよ」と言うと、「お見送りするの!」と可愛いことを言ってくれる。しばらく会えなくなるのが悲しいみたいだ。姿が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。いつまでこういうかわいいことをやってくれるかなぁ。成長を止める薬があったらほしいな(笑)。できればずっと3歳くらいでいてほしいね。
1:46-2:02 PM 三洋堂で本を購入

- この本屋の近くは過去の面影がないくらいにすっかり変わってしまったけど、三洋堂の周辺は昔のままだな。でも、こんなに小さな本屋だっけか。
- 資本主義全史を購入した。やはり田舎の本屋は品揃えが少なすぎてがっかりだな。これではAmazonに駆逐されるのも時間の問題か。そうなるといよいよ本の実店舗がなくなってしまう。田舎の最大の難点は本屋が少なくて、あったとしてもしょぼいってことだなぁ。本屋にかんしては都会の方が圧倒的に充実しているね。田舎に帰ろうと考えているけど、本屋に行けなくなるということを考えると、関東に残るのも捨てがたいな。実に悩ましい。Amazonでも大抵の本は買えるけど、Amazonは最初っから買いたい本が決まっていないとだめだから、「偶然性」っていうやつを考えると実店舗にはどうしても勝てない。そして、「立ち読み」ができないのがめちゃくちゃでかいな。Kindleの試し読みなんて全然読ませてくれないもんなぁ。ひどいやつだと目次しか読めなかったりするし。そのてん、実際の本屋にいけば前ページただで読ませてくれる。
- 車の中でこの前亡くなった名古屋のおばさんについて話を聞いた。事業に成功した人の特徴をよく表していて面白いな。本人は別に嘘つきというわけではないが、口八丁なところが多かったんだな。
学も金もないおばさんが、どうやって自分一人で事業を立ち上げてそれなりの規模にしたのか知りたかった。母親の話では、パートや内職ではどれだけやってもどうしようもないと気が付いて、自分で事業を立ち上げたらしい。うちの親世代はまだ女性差別も強い頃だったのに、すごいバイタリティだわ。
生きているうちに色々聞きたかったけど残念だ。親たちももういつ死んでもおかしくない年代に入ってきたし、俺自身もガンになってポックリいっても不思議ではない年齢だ。よく死ぬためにはどう生きるべきか。
2:24 PM 新鵜沼駅に到着。ホントにクソ暑いなぁ。どうしたよ、この暑さ。どうすりゃいいんだよ、この暑さ。
名鉄特急に乗る。電車の乗り方がよくわからん。この特急は普通料金で乗れるのか??
3:02 PM 名古屋到着
3:20 PM チケット購入
クレジット専用のところで買おうとしたけど、なぜか拒絶された。仕方がないから窓口で購入。今まであまり気にしなかったけど、窓口の担当って若い人が多いんだな。そりゃそうか。あんな雑事を歳の人がやる方がすくないのかな。
- 新幹線のホームもこれまた地獄の暑さだな。
3:29 PM のぞみに乗った。まだお盆じゃないからか、結構空いているね。3列シートの指定席だったけど、他に誰もこなかったな。おかげで集中して本が読めた。
5:05 PM 東京到着
5:12 PM 上野東京ラインに乗った。一本で柏まで行けるからこれは楽だなぁ。
5:51 PM 柏駅到着。改札でエラーが出た。切符とスイカを一緒に出せばいいと思っていたけど、ちゃんと窓口で処理してもらわないとダメだったか。
6:03 PM 江戸川台駅
6:13 PM 角谷で買い物
6:21 PM 帰宅
帰宅と同時にのんから電話。太郎がぐずりまくっている。
12:00 AM 就寝

 

追記: セミの羽化

うちの長男は僕が地元を去ってから、何が嫌だったのかものすごく荒れていたらしいです。しかし、そんな長男も、庭でセミの羽化をみらた大興奮だったそうです。

都会だと、周りがコンクリートアスファルトで固められてしまっていますから、なかなか自分の家の庭でこういう体験ってできないですね。といいながら、僕もセミの羽化を実際にみたことはそんなにないなぁ。

↓殻からでたばかりで、まだ羽が真っ白ですね。

セミの羽化を生でみて大興奮

さっそく羽化の様子を絵にかいてまとめたみたい。僕よりもはるかに観察眼があるし、絵がうまい。僕には絵の才能は全くないのに、どうやって遺伝したのやら。ちなみに、3歳くらいから僕よりも明らかに絵がうまかったです。なるほど、絵のうまい人は小さいころから何も教えられなくても絵がうまいんだんぁと思ったものです。

 

おまけ: 野菜と赤ちゃん

ナスが好き・・・・

ゴーヤも好き・・・