茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

妻子もいないから孤独のグルメをしようとしたけど・・・

ベイビーの発熱、そして田舎滞在延長

先週、自分の実家に数年前に帰って、息子たちと妻だけ置いて自分だけ関東に戻ってきました。昨日、本当は迎えにいくつもりだったんですけど、このタイミングでまさかまさかのベイビーくんが発熱。これも子供あるあるですね。何故かいつも狙ったかのようなタイミングで体調を崩してくれます。こればかりは何ともならんですね。

さすがに、病み上がりのまま中部地方から関東地方まで400kmも赤ちゃんを移動させるのは可哀そう、いや可哀そうというか健康を考えてそれは無理だろうということで、彼らにはもう一週間実家に残ってもらうことになりました。妻の実家ではなくて、僕の実家なので妻にとってはなかなかストレスフルな状況だと思います。予想外に長期間子供を任せることになってしまって、ごめんごめん。

妻の話を聞いていると、5歳児と1歳児の面倒をみるのはもう限界だと。長男はちょうなんで言うことを聞かないで暴れまくっているし、次男は次男で夜に何度も起きるので寝不足続きだと。それに加えて他人の家にいるから精神的にもつらいよねえ。早く関東に連れ戻さないとね。

悪逆の長男

「健康であること以外息子にへんな望みな押し付けない」つもりで、長男にはヘルシーボーイっていう名前を付けたんですけど、これが親の予想をはるかに超えて元気過ぎる(笑)。元気なことはいいことなんですけどね、ちょっと手に負えない感じがするかなぁ。

そんな長男くん、最初のうちは実家にいるトイプーが怖くってなかなか近寄れなかったんですけど、そのうちに気が付いたようです。

この犬、人畜無害だ(ニヤリ)

それからというもの、長男によるトイプー虐待が始まったみたいです。トイプーがケージから出てきたらわざと大きな足音をたてて、ケージまで追い込んだり、バランスボールで押し殺そうとしたり… 極悪非道な行為をわんちゃんに対して行っているようです。そんなボーイの母親が僕の妻なわけで、そんでもって今は他人の家 (一応、義理の親の家ですね) に居候状態にいるわけなので、そりゃ気苦労が絶えんですわね。

最初、僕の実家に着いたときは、「じいじ、ばあばマジック」で結構いうことをきいていたみたいですけど、その魔法ももう効き目がなくなってしまいましたね。いつも通り荒れ狂っているらしい(笑)。トイプー殺害が長男の趣味になりつつあるのです(怖)。

妻の心労を取り除くためにも、早く彼らを家に呼び寄せたいところですが、ベイビーくんが体調不良になってしまったので、あと1週間は我慢ですな。

一人の週末

金曜日の18時くらいまでは地元に戻るつもり満々でした。仕事が終わってからそのまま新幹線に乗ろうという計画だったのですが、ベイビーくんの発熱で千葉に連れ戻せないということになったので、僕はそのままいつも通り家に戻りました。

独りぼっちで週末を過ごすのは久しぶりです。予期せぬ時間ができたので、せっかくなので上野駅の構内をぶらぶら歩き回ってみました。最近は駅の中もきれいになって飲食店も増えたんですね。基本的にコンビニか本屋しか寄らないので、駅構内にたくさん飲食店があることに気が付きませんでした。

孤独のグルメ」よろしく、野郎一人メシと行きましょう!カフェもあれば、ラーメンも、イタ飯も、居酒屋も、バーも、一応なんでもそろっていますね。さぁ、何を食べようかなぁ。僕は一体何が食べたいかなぁ… ここで困った事態です。あ、あ、あ、僕は… 食いたいもんがない… 食に対してそれほど強い欲求がないので、いざ店の前までくると、「まぁ、別に食わなくても死ぬことはないしな…」っていう訳の分からん声がどこからか聞こえてきて、足が遠のいてしまいます。

以前、お酒を飲んでいたころは、「酒を飲む」という大義名分 (??) があったので、それなりに一人で外食することはありました。しかし、よくよく考えてみると酒ばっかり飲んでいて、あんまり食べていなかったような気が… 

「酒を飲む」という前提があったのから飲食店には入れていたのに、それがないとなるともう一人で店に入る動機があまりない。一人で店に入りたいという欲求があまりわいてこない。これは困りますねぇ。孤独のグルメの吾郎ちゃんはよく毎日毎日いろんなお店に入れるよなぁ。食べ物に対する欲求をもっとちゃんと上げていかないといかんですなぁ。

参考になるかわかりませんけど、生きる意味を10代くらいで失ってヤバい感じの抑鬱にはまると、食に対しての欲求すらも低くなってしまうというダメな事例として下されば光栄です。生きる上で欲求というのはものすごく重要ですね。

僕なんかは、会社でみんながわざわざ無理して昼ご飯を食べているのを見ていると、なんでそんなうまくもない弁当を無理して食っているんだろうなぁと思ってしまいます。こういう兆候がでてきたらアカンやつなのでお気をつけください。何に気を付けるのかわからんですけどね(笑)。

仏教的には煩悩はだめだとされていますけど、それは執着を生んでしまって人間に害を与える場合がダメなのであって、仏教では煩悩を完全に断つことを目指してはいないですよね。煩悩があるよりも、それよりももっとダメな状態が世の中にはあって、それが欲求がなくなってしまった状態ですな。これは仏教的にも救いようがないクズですな。

そうはいっても夕飯くらい買おうぜ

変なことをグダグダ言っていても、いつかは何かを食べないといかんのでとりあえずスーパーに行ってみましょう。この時自分が何に手を伸ばすかで自分の好き嫌いの傾向が結構でますね。どうやら僕は・・・炭酸水ばっかり買おうとしているみたいですね。

これは、完全に酒飲みだったころの名残です。昔は1日数リットルは軽くビールを飲んでいたので、とりあえず水分を体内にいれたくなってしまうんでしょうね。まぁ、アルコールが入っていないぶんまだマシかな。

炭酸以外はというと… うーん、ラーメンくらいしか食わないんだな、この男は。ちょっと自分に失望です。もうすこし健康に気を付けた食を取ればいいのに、「家族」という制限が外れた瞬間にそういうのは一切気にしなくなるようですね。なるほど、家族の存在というのは大切だったんだと改めて理解しました。僕のような破滅傾向のある人間には、それを止めてくれる外部の人間が必要なんですな。妻と子供たちには感謝感謝ですね。

で、結局買ったものは、炭酸、ラーメン、菓子。酒のつまみ的なものしか買っていないなぁ。インスタ映えするもんが一つもない!なんてがっかりな食卓でしょう。いつかは「料理のうまい男」になりたいもんですけど。そもそも、食に対してそんなに興味関心がないからなぁ。まずは欲求を上げるというところから訓練していこうと思います。

食こそ人間の根源。「あれが食いたい」っていうのは大切ですね。今自分が食べたいものは何かな。あ、海ぶどうが食べたいな。スーパーにたまにしか売ってないけどさ。