茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

独りの週末をあまりにも自堕落に過ごしてしまった

妻子が実家に帰っていて、何人かぶりに一人きりの週末を過ごしました。なんだか大学時代に戻ったような感じ。と、ここまではよかったのですが、本当に大学生の時みたいなひどく自堕落な生活を再現してしまった…  アイキャッチ画像とは全く逆の生活をしてしまいました。理想と現実はかくも違うものかとその残酷さを思い知らされます。

まず、一日中引き篭もり!眩しいからカーテンも全く開けない!洗濯しても乾燥機で乾かすから冗談なしで家から一歩もでなくても全く問題なし。この感じ、大学生の時の引きこもり生活に限りなく似ています。

僕は勤勉な大学生ではなくて、ありとあらゆることに絶望しきった、言わば人間のクズ的な存在だったので、まぁそれはひどい生活を送っていました。夏場は一日中カーテンを閉め切って、日が暮れないと外に出ない(笑)。モグラか吸血鬼かって感じの生活です。いやー、本当に当時は酷かった。と思いながら、久しぶりにそんなダメダメな生活をしてしまいました。まだ本を読むなりちったぁ生産的なことをすればいいものの、この週末はなぜかあまり本を読む気力がわかずにゴロゴロしながら YouTube とかをみて自堕落に過ごしてしまった。30超えた人間の生活じゃないな!大丈夫か、自分!

このままではダメだと思い、重ーい腰を上げて体を動かすことにしました。この時点ですでに日没です(笑)。本当にダメダメな一日をやっちまいました。歩けば気分もよくなるだろうと思ったのですが、自然と足が向いたのは本屋。あれ・・・?これって、全然運動しないパターンじゃないか… 案の定、閉店時間までずっと立ち読みを続けたので、結局あまり歩かなかったです。これは僕が悪いのではなく、本屋がそこにあるのが悪いですね。そこそこ広い本屋なので、一日居ても全然飽きないですね。いやぁ、本屋に住みたい!

本屋が閉まってから、今度こそ独り飯をしてみようと頑張ってフードコートにいってみました。フードコートからは、パン、ステーキ、牛丼、ラーメン、いろんな匂いが漂ってきますね。みんな友達や家族と食事をしていて、みんな特段楽しそうにも見えない。あ、あれ… なんかまた思考がネガティブ寄りになっているぞ…?? そして、今ここにいることに現実感がわかなくなってきて、食べにきたはずなのに「なんでここで食わなきゃいけないんだ?」っていうまた訳のわからない思考がでてきてしまい、そのまま何もせず退散するのでした。おい、自分よ、大丈夫か??

今度こそ食べ物を買おう!

フードコートでの痛い惨敗を胸に、今度はスーパーに向かいました。体を動かそうと家の外に出たはずなのに、結局3000歩弱しか歩かなかったので、ちょっと離れたスーパーにいきました。

遅い時間なので客も少なく、総菜コーナーではおばちゃん店員が値下げシールをぺたぺたと貼っていました。今回は「絶対に何か買って帰る」と意気込んでいるので、さっきみたいな訳の分からん思考に負けることはありません。

そして、獲物を見つけました。冷やしうどん。税込み価格356円がなんと206円引きです。なんと、たったの150円!!閉店間近とはいえ、原価割れしてない?まぁ、売れ残るよりはいいのかな。

f:id:Edo-Kashiwa:20220807231700j:image

そして、しめ鯖。こちらもなんと150円!税込み429円のところ、279円引きですって。なんかもう、ずいぶんと太っ腹ですな。

f:id:Edo-Kashiwa:20220807231709j:image

予想外の安さにやっと人間的な感情が戻ってまいりました。それにしても、閉店間近のスーパーで値引きされた総菜を買う30代って、なんかちょと哀愁漂う感じですな。しかもよれよれのTシャツを着ていたから、よりいっそう惨めな感じが出ていたと思います(笑)。

独りでいるのも暇だなぁ

家に帰って、一人でもくもくと食べるわけですが、うーん、なんか楽しくないなぁ。というか、一人でいることにすでに飽きがきてしまったかも。昔は一人の方が楽でいいと思っていましたけど、歳をとってからその考え方がちょっと変わってきたかもしれんです。

独りぼっちでいると、僕の場合は際限なくだらしなくなるので、誰か周りに人がいて制限をかけてくれた方がいいなぁ。自由に限りがあるからこそ、それを欲するし、その価値を感じられる。しかし、まったく無制限に自由となると、まぁ、ただ単にだらしなくなっちゃう(笑)。これはあくまで僕の場合ですけど。ああ、そっかぁ、僕は何かに縛られたいのかなぁ。いやいや、こんな書き方をすると変なふうに誤解されてしまう!なんだ、もっといい言い方はないかな?自分を自由にしてくれる制限もしくは束縛を求めている。って書けばいい感じかしら?

迷わずに生きていければなぁ

昔っから、一神教的なガチっとした教えが欲しいなと思っているんですけど、それがなかなか手に入らない。かなしいかな、現代人なので宗教的なものが全く信じられない。「宗教を信じていない」というわけではなくて、「信じられない」っていうのがまさに現代病ですな。だから、素直にキリスト教とかイスラム教とかを信じられる人がうらやましくってしかたがない。別に確固とした宗教じゃなくても、例えば「会社のため」とか「人類の幸せのため」とか、そういう類のものを信じられる人はすごくうらやましい。「信じられない」人間ってのは、とことんニヒリズムに陥って、生きる意味を喪失しちゃいますね。困った困った。

うちの家内と電話で少し話しました。

僕「いやー、家族が身近にいないと、いよいよ生きる意味が本当にわからなくなるから怖いよね。家族が自分ってやつを最低限形作るものだって改めて気づいたよ」

妻「そういうこというのあんただけよ」

僕「・・・え??」

宗教が死んでしまった現代では、何のために生きるのかっていうのが明確に定義できなくなってしまった上に、戦後は特に相対主義がはびこっているので確実なことが一切言えなくなってしまった。だからこそ、家族とか友人といったものが、僕の場合は最後の砦的なものになっていると思って、それを妻に話したらまったく意に介さずって感じでした(笑)。

生きることの意味や意義が明確に定義付けることができて、それを疑わず、信念として持ち続けることができれば、人生がぶれないですむんですけど、30年生きていてもぶれまくりで困ったもんです。みんながどうやって人生の核を作っているのかものすごく知りたいですね。宗教に頼らずにこれをやろうとすると、相当骨が折れるし、それができないからこそ、みんな死んだ目をして毎日通勤電車に揺られているんでしょうな。

そんなこんなで、今の僕にとっては家族というのが精神的な生命線になっているんだけれども、これは非常に脆いものなので、早く家族がいてもいなくてもちゃんとやっていけるだけの思想を作り上げないといかんですね。誰だよ、40で不惑とか言った人は… むしろ若いころよりも迷いまくっている気がするんですけど…

まとめというか今週の目標

今週はちゃんとまじめに生活をする!あと、みんなが読んで面白いと思うようなネタを書く!