茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

びーとるランド (君津市) に行ってみた -甲虫を触りまくる-

子供の興味っちゅうのは移ろいやすいもんです。うちの息子 (5) は、最初は車にハマり、その次は新幹線にハマっておりました。これまで買い与えたおもちゃは数知れませんね。うちの小さなアパートはおもちゃが溢れかえっておりますよ。

そんな息子の最近のはやりは "昆虫" です。特にカブトムシとかクワガタとかの甲虫類がお気に入りみたいですね。この前田舎に帰省したときもしきりにカブトムシを取りたがっていました。残念ながら、ちょっと季節が遅いのでカブトムシは捕まえられなかったみたいですけど。

千葉に帰ってきてからも、息子は「カブトムシ熱」にうなされまくっていました。本来ならその辺の山にでもいって捕まえてあげたいんですけど、うーん、街なもんでその辺に山がない… 田舎出身の僕にとっては「金をかけて山とか田舎に行く」っていうのがなんとも理解しがたいですけど、街にいる限りしょうがないですわね。

カブトムシに障れるところがないか探していたら、妻が君津の方に "びーとるランド" っていうものがあると教えてくれました。びーとるランド、その名の通り甲虫に特化したところみたいです。

暇を持てあました長男と一緒に行ってみることにしました。

車でお出かけ

びーとるランドは、千葉県の房総半島の方にあります。内房っていうんですかね。千葉県に来たばかりで、縁もゆかりもない人間なのでよくわかりませんが。うちからは1時間半くらいで行けそう。

アクアラインをつかっても行けるみたいです。今までアクアラインを使ったことがないので、試しに走ってみようと思ったのですが、結構渋滞が激しかったので、結局、東関東自動車道 (でいいのかな) を使っていきました。

さすがお盆ですね、混んでる道を避けたのにやはり混雑していて、1時間半くらいで行けるはずが2時間かかりました。コロナであろうと混みますな。

うちの息子は早くカブトムシに会いたくってしかたがなく、道中しきりに・・・

ねぇ、あと何分?

そうねぇ、あと59分かな

ねぇ、あと何分?

そうねぇ、あと58分かな・・・(言ったばっかりなんですけど・・・)

こんな発展性のないやりとりを道中、無限に繰り返しました。自分が幼いころも似たようなもんだったと思いますけど、これはなかなかの拷問ですな。今日は渋滞で車が止まることはなかったのでまだよかったですが、これで車が止まっていたら地獄ですね(笑)

びーとるランドは田んぼの中

びーとるランドに近付いて、看板が見え始めるともう息子の気分は最高潮に達します。「ビートル!ビートル!!早く見たい!ぎゃー!!」ってな感じで騒ぎまくりです。妻がいたらきっと「うるさいっ!」ってキレていただろうなぁ(笑)。いいですよ、今日は僕しかいないから普段できない分まで騒いでくれたまえ。

びーとるランド直前の道は ーいや「道」っていうか、農道ですねー 車一台通るのが精一杯の道幅でした。僕の前にちょうど2-3台びーとるランド行きの車が走っていたから、そのまま後ろをついていきましたけど、こりゃ対向車が来たら地獄だな(笑)。なんかこの感じ、うちの田舎みたいです。

先日テレビで紹介されたらしく、かなり混み合っていました。駐車場が満車なので、僕はその辺の農道にとめるように言われました。これ、いいのかな?びーとるランドが近隣住民といざこざを起こさないことを願います。こんだけ人が来ちゃうと地元で田んぼをやってる人は結構迷惑だろうなぁ。

いざ、びーとるランドへ

さて、びーとるランドに行ってみましょうか。びーとるランドはこちらです↓

どこにもないじゃねぇかって?確かに、この写真だと分かりにくいですけど、この変がびーとるランドです↓

かなりの田舎ですよね。都会の人はちょっとびっくりするかも。ちなみに、この箇所は農道が割と広めでした。これくらいあれば安心して通れますね。

これが駐車場の様子ですけど、それなりに広い範囲を確保しているのに満車です。車のナンバーを見ていると、東京からわざわざ来ている人も多いようでした。

入場料は子供 500 円大人 1,000 円です。クレジットカードは使えないみたいでしたが(たぶん)、PayPay は対応しているようです。

入り口近くはちゃんと手入れされた芝生が植わっていて、遊具も設置されていました。猛暑でみんなよく遊ぶなぁ… ぶっ倒れてしまうよ…

バギーとかにも乗れるみたいです。前日に台風が来たので、地面がグチョグチョですね。

フードトラックもありました。この日は来場客が多すぎてちょっと捌き切れていないような感じでしたね (この後長蛇の列ができていました)。僕は何も買わなかったので、料理がうまいかどうかは不明です。

フードトラックの奥にも遊具がいくつかありました。この写真(下)の右側にトランポリンもありました。

そして、お目当てのカブトムシはこちらの小屋の中です。

おー、これは明らかに暑そう!温室ですね。年中カブトムシの展示をやっているそうなので、温室にする必要があるんでしょうけど、今の季節は完全にサウナなんじゃないのかな?と思い入ってみましたが、まぁ、確かに暑いですけど我慢できない暑さではないですね。エアコンが何基か設置されていて、ガンガン稼働していました。

室内の様子はこんな感じでした。狭い温室ですが、明らかに定員オーバー気味ですね(笑)。これはきっとお店の人も想定外だったんでしょうね、仕切りに「皆さんのご協力が云々」っておっしゃってました。特にコロナ禍でこういうのを催すのは大変ですな。変な輩からイチャモンつけられるかもしれないし。

さっきまでのノリはどこにいった、息子よ!!

車に乗っていた時は、「楽しみ過ぎるー!!」「もう我慢できないー!!」って叫びまくっていた息子ですが、いざ本物のカブトムシを目の前にすると、急にテンションダダ下がりな感じでなんだかしおらしくなっています。さっきまでの勢いはどこにいった、息子よ(笑)!!

ケンちゃん、これかっこいいよ?触りなよ?怖くないよ??

・・・いい・・・

なんなのよ、このつれない感じは??!せっかく2時間もかけてきたっていうのに、なんなんでしょう。でも、わかりますよ、この感じ。この長男くんは僕が子供のときと性格がそっくりなので。

わくわくしながらも、いざ人の多いところにいくと、シューンっとさっきまでの "やる気" みたいなやつが急速にしぼんで「いや、別にそういうのいいですわ」って感じになってしまうんですよ。たぶん息子もこれと同じパターンな気がする。他の子たちがワイワイやってるところにいくと、急速に現実感が失われて醒めてしまう。この子はひょっとしたら、5歳にしてそういう残念な症状が発症してしまったか!残念だな、息子よ、その病気は今後もっと悪化してお前の人生を苦しめるぞ!!なーんてひどいことはいいません。僕が苦しんだ分、息子には楽な人生を送ってほしいもんです。息子がダークサイドに落ちないように導いてやらんとあかんですな。面倒くさい性格が似てしまって申し訳ない。

カブトムシをみてみよう!

さぁ、気を取り直してどんなカブトムシがいたかみてみましょう!!ここの施設は珍しい甲虫たちが 放し飼い & 触り放題 です。

 

コーカサスオオカブト

すごいですねぇ。角が3本も生えていますよ。そして大人の手のひらくらいの大きさ!うん、説明が小学生なみですみません。カブトムシは全然詳しくないので全然わからんです・・・

サタンオオカブト

悪魔ですって。まぁ、怖い名前だとこと。なんか角のところにめっちゃ毛が生えている(笑)。

 

・ パラワンオオヒラタ

ぞ、草履か!?っていうくらいでかく感じました。これに指を挟まれたら持っていかれますな。息子は怖がりまくって触りませんでした。


ネプチューンオオカブト

こいつはかっこいい!名前がもうね、中二心をくすぐりますな。

 

ヘラクレスオオカブト

数匹いたんですけど、息子は小さい個体を触りました。ヘラクレスがお目当てだったので、一応今日のミッションは完了です。

 

・ニジイロクワガタ

こんなクワガタがいるなんて知りませんでした。思わず「タマムシやん!!」って言ってしまった。

この他にもいろんな種類の甲虫たちがいましたし、甲虫バトルもやっていました。個人的には、虫に不毛なバトルをやらせるのはなんかちょっとかわいそうな気がする。ポケモンをみても、僕は「人間の都合でバトルさせられるポケモンがかわいそう」って思ってしまう質なのでしゃーない。

あれ?ガチャガチャの方が興味あるかんじ??

一通りカブトムシをみたら、息子の興味は入り口にあったガチャガチャに移りました。生のカブトムシよりもガチャガチャの方に強く食いついているような気がする… 1回だけやらせてあげました。息子はオニクワガタをゲットして大喜びでした。親としてはなんか微妙な感じですけど(笑)。

塩むすびの方がよかったんじゃないか…

この後、カブトムシを買って、息子が「早く帰ろう!!」と急かすので早々にびーとるランドを後にしました。2時間かけて行って、1時間も滞在しなかった(笑)。

車に乗って瞬間、今度は「お、おなかが減ったー!!」って騒ぐものですから、近くのコンビニでおにぎりを買ってあげました。うちの息子は変な子で、具のあるおむすびはあまり好きじゃないみたいで、シンプルに塩だけのおにぎりが好きです。なので、別にケチってるとか虐待しているとかじゃなくて、いつも塩をふりかけただけのおにぎりをあげています。

この時も、塩おにぎりを買って与えたらこの顔です↓

塩だけの米食ってこんなに嬉しそうな顔をするなんて… さっきカブトムシを触っていた時はムスっとしていたのに… 時間と金をかけても塩結びにはかないませんでしたとさ。子供ってこういうとこあるよねぇ…