茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

カブトムシにおかされた…

なんか最近カブトムシネタに偏っているような気がしますけれども、これもうちの長男くん (5) のカブトムシ熱のせいですね。なんちゅうか、流行病みたいなもんですぐに冷めるのかなと思いきや案外カブトムシを大切に世話しております。

僕が子供の時を振り返ってみると、カブトムシなんて、捕まえたときが最高潮に楽しくって、あとは急速に興味を失っていったような気がします。まぁ、これはカブトムシに限らず他の生き物にも当てはまりますけど、大抵の生き物は死なせてしまったような気が… いやはや、多くの尊い命を無駄にしたもんです。生き物たちよ、ごめんね。あのときはまだ子供だったから赦してちょうだい。

その点、うちの長男くんは毎日数回カブトムシのお世話をしているから大したもんだなぁと親ながらに思うわけです。放っておくと寝床が乾燥してしまうので、一日に何度かシュッシュと霧吹きで水をかけてやらんとあかんのですね。

カブトムシの新しいお家

カブトムシのつがいを買った時におまけで貰えたケースとか、ダンゴムシを飼っていたケースにカブトムシを突っ込んでいたので、正直かなり窮屈な感じだなあと思っておりました。息子もそう思っていたんでしょうね。

ケンちゃん、良い子にしているし、ちゃんとカブトムシのお世話もしてるから、大きいケース買って!

前者については微妙なところだけど、後者に関してはまぁ、確かにそうだね、よく面倒をみていますな。街中に住んでいてそもそも虫に接する機会が少ないから、こういうことはケチケチしないで息子の要望を聞き入れてあげましょう。もしかしたらこの経験がきっかけで将来虫博士になるかもしれないしね。(現実世界でそんな博士には会ったこたぁないけど)

ホームセンターに行こうかねと息子を誘ったら、もう欣喜雀躍、小躍りしてぴょんぴょんのぴょんですよ。子供は素直だから可愛いもんですね。

ぃやったぁああ!!パパ、早くいこ!早く!早く!

長男くんは、朝食のフレンチトーストを大急ぎでかきこんで急いでお出かけの準備です。普段からこの機敏な動きを取り入れて欲しいもんですな(笑)。

車に乗ってホームセンターにゴー!まだお店が開いたばかりの時間帯だったので、店内は空いていました。息子は小走りで昆虫コーナーに行き

パパ!あそこ!あそこが怪しいよ!!

虫コーナーを指差して叫ぶ息子。あ、怪しいって、そんな表現いつ覚えたんだよ(笑)?完全に間違いとは言い切れないけど、ちょっと使い方がおかしいでしょ。たぶんアニメの影響だろうなぁ。

同じくらいの大きさのケースが2種類あって、安い方は1386円、高い方は1480円。庶民的にはこの100円の差は大きいですよ。たかが100円と侮るなかれ。塵も積もればですよ。親としてはちょっとでも安い方を買わせようと邪心が働きますわね。だって、スペック的にはそんなに変わらんでしょ。「こっちのほうがスライドするから使いやすいよ〜」とか、「こっちの方が中が見やすいね!」とか上手いこと言って子供が取るべき選択を誘導していきます。そう、親はいつだって邪なのです。

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そして、よし!安い方を選んでくれた!でかした!息子よ!
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新しいケースをゲットしてニンマリの長男

家に帰ってから、さっそくカブトムシくんたち (つがいです) 入れ替えを行いました。ちなみに、今までの狭小住宅はこちら↓ 止まり木で空きスペースがほぼなくなるという事態に陥っていました。

で、新居はこんな感じ↓ お散歩できるスペースができましたね。虫ゼリーも2つ置けたので、これで不毛な争いはなくなるでしょう。

カブトムシの生態はよく知らないんですけど、オスの方はずっと外にでているのに、メスの方は日中は土の中に潜ったままです。ずいぶんと引き籠りなメスカブトだなぁって思いつつ、その気持ちはよくわかる(笑)。僕だって日中は日の当たらないところに引き籠りたい!古いケースから新しいケースにメスカブトを移すとき、土の中から掘り出してその眠りから強制的に起こしてポイっと新しいケースに入れてやったんですけど、本当に寝ていたかったんでしょうね、ものすごい勢いで土の中に潜っていきました。これにはびつくりです。カブトムシって木にいるイメージしかなかったんですけど、ひょっとして土の方が好きなの??確かに、外にいると天敵が多いから、土の中の方が安全なのかしらねぇ。

異種間性交的な・・・??

うちの長男くんはカブトムシが大好きなんですけど、足の鉤爪とかが怖くってなかなか触ることができません。一応、羽と角とかツルッとしたところだけは触れるようです。「せっかく飼っているのにそんなんじゃいかんなぁ、ちゃんと触れるようにせんとあかん」と思って、オスカブトムシくんをケースから出して僕の指にのせました。息子に指にのせたカブトムシを見せながら、「ほら、全然怖くないし、痛くないよ?」って言いたかったんですけど、なんかカブトムシの様子が変!

異様に素早くガシャガシャ動いて、口元を激しく押し当ててきます。牙もないくせに反抗的にはみついているのかなと一瞬思いましたが、そういうわけでもなさそう。今度は僕の指をギューっと握りしめてというか、抱きしめてきました。おいおい、カブトちゃんよ、どうした??そして、ワナワナ動き始めました。いよいよこれは様子が変だなと思ったら、携帯のバイブみたいにブルンブルン振動し始めるじゃないですか。ここまでくるとちょっとした恐怖です。「なんだこの気持ち悪いカブトムシは!こんなキモいやつはみたことがないぞ!」と思っていたら息子が「あー!カブトムシがウンチしてるー!!」と叫ぶじゃないですか。

えー、カブトムシのウンチってマジかいな。こんな激しい排泄するかよぉって思いながらカブトムシのお尻を確認したら、確かにウンチ的なやつが見えますね…↓

これは知らなくてもよかったかもしれん・・・

ははは、長男くん、これはウンチではなくて、チンコだ!!そして、パパは今このカブトムシ野郎に蹂躙されとるんだわ!!

なんてことでしょう。カブトムシにそういう相手と見られていたみたい。確かに、犬とかに交尾されたことはありますよ (みなさんも一度くらい経験ありません?) でもねぇ、まさか甲虫ごときに指を犯されるとは思わなんだわさ。これってなんていうんですかね?指姦??39にして指処女をカブトムシに奪われてしまいました。

まぁ、これも良い経験ですね。いままでカブトムシの生殖器なんて生でみたことなかったですから。見た目がちょっとグロテスクなので妻は「キモいキモい」と叫んでいましたけど(笑)。人にキモいと言われようとその生殖活動をやめようとせず、この短い人生を全うしようとするカブトムシくんに生きる強さを学びました。太く短く懸命に生きるんじゃ!陰鬱と暮らしている暇はないのです。

つがいでカブトムシを飼っていますけど、なんだかあまり仲がよろしく見えないのは、ひょっとしてこのオスカブトの性欲が強すぎるせいなのかしら?さっきメスカブトが素早く土に潜り込んだのも、オスから逃げるためだった??

さぁ、オスカブトくんはちゃんとメスを口説き落とすことができるでしょうか… 口説くってか、力づくでものにするのかな。