茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

妻にちゃんと寝てもらおうとやった善意のせいで、逆に妻を不眠にさせてしまった

朝から妻がちょっと俯き加減でちょっと調子が悪そうだったので、いったいどうしたのかと訊いたところ「ちょと鬱気味」という応えが返ってきました。育児鬱っていうやつはなかなか侮れないもんで、深刻な状況に陥ってしまう場合も少なくないと思います。特に、うちの妻の場合は元々が鬱になりやすい気質なので注意が必要なのです。ということを抑鬱30年の自分が言っているのもなんだかなぁという感じはしますけれど。自分の鬱をまずはなんとかせいっていうね(笑)。まぁ、それはそれとして、この日は妻のケアをせんといかんなとダメ夫なりに考えたわけです。

僕の経験上、身体の状態と精神はかなり密接にリンクしていて、鬱に関しても、まずは身体問題を解決するのがよかろうと考えております。疲労と空腹を解決すれば半分くらいは問題が解決してしまうかなぁと思います。統計データとかは持ち合わせていないので、あくまで個人的な考えの範疇を超えませんが。

育児に着目すると、一番の問題は睡眠不足なんじゃないかと思います。夜泣きだなんだかんだで、睡眠が断続的になってしまうので、どうしても睡眠不足になって一日中疲労感が抜けなくなります。こうなると、鬱にとってのベストコンディションが整ってしまいます。僕は声を大にして言いたいです。鬱になったらまず寝とけと。というか、鬱になる前に寝ろ!と。(医者の話ではないので参考にしないでください) 

ということで、単純な僕は、妻にも睡眠時間が必要だと考えてしまったわけです。そのためには、我が家のボーイズをどこか外に出さなきゃいかんなと… この日は気温が34℃超えの猛暑だったので、外で遊ぶのは危険すぎます。なので、室内で遊べるところを探していってきました。↓こんな感じのモールの中の遊び場で妥協してもらいました。長男くん (5) は前からここに来たかったみたいでめちゃくちゃ喜んでいました。テンションマックスなうちの長男と、明らかに疲れ切ったお父さんたちの様子が対照的でちょっと面白かったなぁ。

ベイビーくんは自分がどこに連れてこられたのか理解できておらず、しばらくキョトーンとしていました。↓トンネルというものが理解できず呆然とする次男。そして、次男の代わりに何度も長男がトンネルをくぐりましたとさ。

長男はずっと前からここのボールプールで遊びたかったらしく、大はしゃぎで滑り台で遊んでいました。こんな単純なことではしゃげる子供がうらやましい!!

かたやベイビーくんはというと、ボールプールについてもやっぱり理解ができなかったようで、ずーっとぽつねんと座っていました(笑)。

おれはなんでこんなファンシーなところに来させられとるんや

ちょっとびっくりだったんですけど、赤ちゃんって、ボールプールのボールに腰かけられるんですね。この小さいボールに普通に座っていて驚きました。お前さん、そんなにも小さかったのか!

ベイビーくん、しばらくして人にボールを配る仕事に従事し始めました。ここでの自分の役割をみつけたようです。そうだベイビーよ、これが人生だ。我々は訳もわからずボールプールに投げ込まれるんだ。「なぜ自分がボールプールにいるのか」という問いには誰も答えてくれないのだ。自分で何のために実存するのか答えを求めていかねばならんのだよ。君は今、「人にボールを渡す」という存在意義を見つけたね。そうだ。それが君にとっての答えだ。でも、残念ながら父さんはそんなに何個もボールはいらないよ。見ての通り手は2本しか生えていないからね。

この後、ベイビーくんは人生初の滑り台に挑戦しました。ちゃんと滑れるかなぁと思ったんですけど、案外滑れるもんですね。1歳なので、だいぶ体幹がしっかりしてきているようです。滑っていてもちゃんと体の軸がぶれないです。知らん間に成長するもんですね。

この前まで歩けなかったのに、もう滑り台まで長男と滑れるようになったとはちょっと感慨深いです。怖がりもしないで大興奮でした。まぁ、ベイビーくんより興奮していたのは長男の方ですけど(笑)。

こうして子供2人を一人で面倒見るのって大変だなぁとつくづく思います。いや、こういう書き方をすると、いつも一人で面倒みてんのかよって勘違いさせるかもしれませんけど、全然そんなことはないです。別に僕はイクメンではないので (そもそもこの言い方が嫌い)。幼稚園が夏休みの間、妻はよく二人の面倒をみていてくれたなぁと感謝です。僕がやったら確実に2日でギブアップです。やっぱり子育ては、大人 : 子供 = 2 : 1 くらいの比率じゃないとムリ!!

そして夜は眠れず妻の鬱を悪化させる…

しこたま遊んで、これで子供たちは疲れて夜もぐっすり眠れることでしょう!なにより、うちらが数時間家を空けた間、妻は眠れただろうしね。これで完璧!って自分では思っていました。しかし、この日の夜、昼間の行動が完全に裏目に出ました…

深夜の1時半くらいからベイビーが泣き始めました。これがいつもの夜泣きよりもひどく、例えていうなら10倍界王拳を使ったような感じです。ギャンギャン泣き叫んで、水をあげても、抱っこをしても、何をしてもダメ!!1-2時間くらいずーーーっとギャン泣きしていました。子の夜泣きはなかなかしんどかったです。何をしても泣き止まないので、僕が「どうして泣き止まないんだろうねぇ・・・」と妻に言うとーーー

妻「昼間に滑り台で興奮したからだよ。なにか興奮することがあると、いつも夜泣きがひどくなる・・・

ものすごく暗い声でボソボソとつぶやかれました。完全に昼間の行為が裏目にでました。禍福は糾える縄の如し。因果というのはどう繋がるかわからんもんですね。

今回得られた教訓: アホウな夫が思いつきで行動してはいかん。