茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

Wifi ルーターの赤ちゃん対策をしたけど、完敗に終わりました

赤ちゃんのいるご家庭はどこもそうだと思うんですけど、部屋中のものを手当たり次第に漁られてしまいます。しかも、絶対に触ってほしくないものから順に触っていくんですよね。一体どんなセンサーが装備されているのか不明ですけど、本能的に親が触って欲しくないものが分かるんでしょうね。もし目の前に、赤ちゃん用のおもちゃと親のスマホがあったとしたら、100%、間違いなく、そして躊躇なく親のスマホに手を伸ばしますね。

こんな感じなので、長男のときもありとあらゆるものを手の届かないところに置いたり、ゲートを設置しまくったりしました。あれは大変だったなぁなんて感慨深く思っていたら、今度は1歳になる次男の番です。このベイビーもなかなかにアグレッシブに攻めてくるので一筋縄ではいきません。最近の問題は「Wifiルーター」です。

ルーターなんて、現代生活にはなくてはならないものですから、もしかしたらスマホよりも重要なものかもしれませんね。スマホがなくてもルーターが生きていたらパソコンは使えますので。そんな超重要なルーターがベイビーのターゲットになっておるわけです。これは死活問題ですよ。

モジュラージャックがリビングに設置されているので、必然的にルーターもリビングに置いているんですけど、ピカピカ光るのが気になってしょうがないのでしょうか、ベイビーくんは暇さえあれば即ルーター襲撃でございます。ベイビーによる攻撃のせいか、最近ネットの接続が結構切れるようになってしまいました(因果関係は不明です)。

このままではいけないと、うちの妻が「赤ちゃん ルーター 対策」みたいな感じで検索してみたんですけど、まぁ、うちみたいにお困りのご家庭の多いこと。やっぱりみなさんベイビーにやられちゃうんですよねぇ。

赤ちゃん対策はいろいろあるみたいですけど、一番手ごろにできるのが、百均で売っているファイルケースの中にルーターをすっぽり入れてしまう方法です。(↓こんな感じ)

これだと、ルーターがカバーされるので、ある程度は守られるのですが、今度は「カバーごともっていかれる」という新たな問題が発生してしまい、結局解決策にはなりませんでした。まぁ、ほんと怪獣みたいな存在なのでちょっとやそっとじゃぁ解決させてくれないわけです。

さあ、どうしましょうかねと色々考えてみて、とりあえずルーターを全部カバーしてベイビーの手が届かないようにしてしまえばよいという結論に至りました。ただのカバーだけだともったいないので、ついでに長男の図鑑のおけるようにしようかなと欲張ってみました。今回のお題は「本棚兼ルーター防護柵」です。

では、さっそく作っていきましょうか。作るといっても、僕はDIYが得意なわけでもないですし、このアパートでは工作機械は揃えられないので、「なんちゃってDIYです。既製品があればそれを使うにこしたことはないので、とりあえずニトリの棚を買ってきました。(こちらの写真↓)

この棚は、安いし色々と調整ができるし昔っから重宝しています。今回は「こいつに板でも打ち付けて格子状にしてやればルーターの保護ができるんじゃないか」っていう安直な策です。いいかげんな性格なので、寸法も図りもせずにとりあえずホームセンターにいって、「なんか使えそうな気がする」木材を何本か買って、棚に貼り付けていきました。こんな感じです↓

ここで失敗が2つ。まず、何も考えずにネジ止めしていったので、途中でネジがなくなるというトラブルに遭遇。ちゃんと店に行って、同じサイズのネジを買えばいいのですが、ズボラな性格なのでなんとかして楽をしたい!家の中を探したら少し径が大きいけど、なんとなく使えそうな感じのネジが見つかったので安直に「おー、これでええやん」っと板にねじ込みました。すると、やっぱりちょっと太すぎたんですね。締め終わる直前で板が「ミシミシミシ」って音を出しながら割れました(笑)。

まぁ、これくらいはご愛敬というところでしょうか。他の箇所はドリルで大きめの穴をあけて木材が割れないようにしました。ちゃんと後先を考えることが重要ですね。

失敗2つ目は、木材が足りないことです。「まぁ、こんなもんだろう」という目測だけで木材を買ったので、微妙に足りませんでした。写真の上のあたりをみると、なんとも中途半端な空間が開いています。これを見た妻が「この隙間からゴミとかいれられるかもね~」なんて不吉なことを予言しました。

ルーターの上部には、重たい本を置くようにすればいいかなと考えました。軽い本だとすぐに取り出されてしまうんですが、図鑑くらい重たい本なら簡単には取り出せまい!棚の手前側にガードを付けておけばそれが引っかかりとなってベイビーには取り出しが不可能なんじゃないかっていう算段です。

「大人は取り出すことができるけど、赤ちゃんはできない」という絶妙なラインを狙ったはずです。これは完璧だと自画自賛して自惚れておりました。

こんな工作を休みの日の夜中にしこしこやっておったわけです。音が響いていたら近所の皆さんごめんなさい。

早速出来上がったなんちゃってDIY作品を妻にみせつけたんですけど、妻は「わー、すごーい。でも、ベイビーがどうするかねぇ…」と意味深なことを言うじゃないですか。確かに、きゃつは親の常に裏をかくことが得意な生き物なので、僕の想定通りにはならんでしょう。でも、まずはなんでも試してみないとわかりません。

次の日、僕が仕事にいってしばらくしてから妻から LINE が入りました。なんと、ほんのちょっとの間にベイビーはやりたい放題に棚を蹂躙し尽くしたのでした… なんてこった。せめてね、今日一日くらいはもってくれるかと思ったんですけど、秒殺だったそうです。ベイビーの悪行を見ていきましょうか。

お?!なんか見られんもんがあるやんか。ちょうどいい具合に隙間あいとるし!

こちらの懸念通り、おもちゃを突っ込んでくれてますね…

この隙間にこうやっておもちゃ入れればええんやろ!

本は流石に取り出せまいて!…と思いきや

あーらよっと

あー、これも全然ダメだ。容易く本を取り出してしまった。結構重たい図鑑なのに、そんなのお構いなしなのね。

そして、本を踏み台にして棚によじ登ろうとするベイビー… やり放題です。

壁に棚を固定するのは結構面倒だから、あえて固定してなかったけど、やっぱり気付いてしまった…

裏側に行けるやん(ニヤリ)

こうなるともう棚の意味がないですな… 完敗… 完敗ですよ。ぐうの音も出ないほどにベイビーにやられました。僕の試みはいたずらボーイの前に脆くも崩れ去りました。まさかこんなにも役に立たないとは思いませんでしたねぇ。これはもう少しどころか、抜本的に改善しないといかんですね。「ダメなDIYの一例」としてどなたか参考にしてください(笑)。

今回の敗因は、欲張ってルーターを隠す機能と本棚をくっつけててしまったことですかねぇ。いっそ普通の棚を作ってルーターだけ上の方に設置すればよかったかなぁ。ベイビープルーフな部屋作りはまだまだ終わりませんね。子供が成長するまでイタチごっこです。