茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

イクメンっていうけど、そもそも子育てしない父親って存在するの?

いやぁ、やっと三連休が終わりました。みなさんどうお過ごしでしたでしょうか?僕はといいますと、3日間息子がぴったり張り付いていたので、もうね、くったくたに疲れました。特に日曜日の夕方過ぎからは、あまりに疲れすぎてもう息子の言葉にもろくに反応できなくなって「ああ」と「うん、そうね」くらいの生半可な返事しか出てきませんでした。

3日間息子が僕に張り付いていたっていうのは、全然誇張表現じゃなくてですね、それこそウンチのときも一緒なんですよ。息子がウンチするときは、息子が「ドア閉めないで!!ちゃんと見てて!!」っていうので、毎回毎回見守らなきゃあかんわけです。さすがにねぇ、もうすぐ6歳なんだから一人でウンチくらいしてほしいんだけどなぁ。

それでもって僕がウンチするときも勝手にドアを開けて確認しようとしてくるんでプライベートも何もあったもんじゃないですよね(笑)。親子とはいえ、他人の排泄行為の確認はせんといてほしいな。

できる限り嫁から長男を離さないといけない

こんな感じでうちの長男くんは大変なんですけど、これに加えて1歳のベイビーくんがいるので、普段の妻の子育て負担は半端じゃないです。子供が2-3人いるご家庭はたくさんいらっしゃるんで、「そんなのあたりまえだ」って思われるかたもいるかと思うんですが、たぶんうちの5歳児は客観的にみてもかなりハードモードな子じゃないかなぁって思います。

うちの姉は子供が3人いるんですが、その姉が「ケンちゃん1人みるよりも、うちの子3人みた方がはるかに楽」っていってました。うちの母親も「この子は大変だわ…」ってちょっと呆れてましたしねぇ。

寝ないし、暴れまくるし、好き嫌いは激しいし、言うことは全くきかないのに、性格がめちゃくちゃ繊細… モールとかでお行儀のよい育ちのいい感じのおぼっちゃんをみると同じ子供なのかと愕然としますね。

子供には親の変な望みを極力押し付けちゃいけないと思い、健康であればいいと思って名前に「健」の字を使ったんですけど、これは予想をはるかに上回って元気過ぎる(笑)。元気なことはいいことなんだけど、ちょっと手に負えないレベル。鎮静剤を打ちたくなっちゃうレベルです。

こんなちょっと "ヤバい" レベルで元気な5歳児と1歳児を、普段の日中は妻が面倒を見ているので、彼女のストレスは計り知れないですわね。長男が次男を結構乱暴に扱って泣かせたりするので、うちの妻はいつも怒髪天を突きまくりなわけです。その内我が家のうちの天井は抜けるんじゃないかっていう感じです。

わかりやすくいうと、うちの妻の長男に対する態度は「うちの可愛いベイビーに触るんじゃないわよ!!」っていう感じ。どっちもうちの子なんですけどね(笑)。

子育てストレスだけでも大変なのに、そこに "長男ブースト" がかかりまくってしまっているので、どえらいことになっているんです。もうね、できるだけ妻から長男を物理的に離さないとそのうち血の雨が降りかねん…

子育てしない父親なんて存在するの??

この3連休は特に長男とずーーーーっと一緒だったような気がします。お出かけも二人きりだったし、お風呂もトイレも二人だしね (トイレはなぁ…)。

寝るときももちろん一緒。普段は、僕は別の部屋で寝ているので、一緒に寝るのは休んの時だけです。一緒に寝るのが嬉しいのか、息子は「パパ、今日は朝までずっと一緒にいてね」って、女の人から言われたらすごく嬉しい感じのセリフを言ってくれます。言ってくれているのが5歳児ってのがちょっと残念(笑)。

で、問題はといいますと、この長男、ぜんぜん寝ないんです。赤ちゃんの時からそうだったんですけど、夜全然寝ないし、昼寝もしない。休日は、狙ってやっているんだかわかならいですけど、普段より早く起きるときたもんです。こりゃたまらんですな。それでもって、ベイビーくんの夜泣きもセットでついてきます。こんな壮絶な感じなので、妻には申し訳ないですが、平日は僕だけ別の部屋で寝ています。

長男一人だけのときは、またよかったです。大人:子供= 2 : 1 なので、まぁ、大変ながらもまだ今よりはマシだったなと思います。振り返ってみるとね。これが大人と子供の数がイーブンになってしまうと、いきなり難易度が爆上がりです。どちらも子供につきっきり状態になっちゃいますからね。

で、ここで僕の疑問なんですけど、果たして世の中に育児をしないお父っつぁんっていうのは存在するんですかね?今時は核家族ばっかりだと思いますけど、この状況で「育児・家事をしない」という選択肢はどっからどうかんがえてもひねり出されないと思うんだけど。

妻が専業主婦の場合でも、育児なんて無理ゲーでしょうよ。まだ実家が近くで親の助けが得られる場合はいいですけど、そうじゃない場合は、絶対にムリムリ。

イクメンっていうけどさ…

イクメンっていう響きがあまり好きじゃなかったんですけど、よく考えてみたら、ちゃんと言葉の定義を調べてことがなかったので調べてみました。すると、こんなことが書かれいますね。

イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこと。

あー、なるほど。この定義からすると、ただ子育てをする父親はイクメンカテゴリーには入らないですね。これは結構ハードル高くないかなぁ?

子育てはレジャーじゃないですからね、毎日子供と対峙せんといかんわけですよ。でもそんな子育てを「楽しみ」そしてなおかつ「自分自身も成長する」ですとな。

たぶんね、僕以外の父親、そして、お母さんたちも同じことを思うはずです。

「なに寝ぼけたこといいやがってんだ!」って(笑)。

確かに、子供の成長を見守るのは楽しいですし、もちろん自分自身も成長するので、全く持って間違ったことを言ってないと思いますけど、けどね、こうやってさらっと書かれると「何言ってんだこいつ」って思うのはだぶん僕だけではないハズ。

今回ちゃんとイクメンという言葉を調べてよかったです。この言葉に反感を持つ時点で僕はただの父親であって、イクメンカテゴリーには入らないですね(笑)。本当に世の中にイクメンっていうのがいるんなら誰か連れてきてよ。そんなのツチノコみたいなもんでしょ??え?違うの?いるの…?

専業主婦で一日子供といる人はホント大変だわ

今日は、この前作ったルーターをベイビーから守るための棚を改良しようと、ホームセンターに材料を買いに行こうと思ったんです。寸法も測って、どういうものを作ろうかイメージ図をテキトーに描いて、さて買い物に行こうとしたら、長男くんがすかさず「ケンちゃんも行くー!!公園に虫取り行くー!!」って叫ぶんですよ。え?君の父親はホームセンターに行くって言ったのに、「公園」という単語も「虫」という単語も一言も発していないぞ??なぜホームセンターから虫取りに飛躍するよ??

そんなこんなで、近くの公園にいって虫取りをしました。はい、もちろん僕が虫を取りました。自分で「公園に行きたい」っていったくせに、公園に行ったら行ったで「なんで虫がいないのー?」って言いながら怒り出すんですからねぇ。子供あるあるだと思いますけど。

僕は、まだ平日は仕事にでかけているからいいですけど、これと四六時中一緒にいるとなると、お母さんっていうのは本当に大変ですね。前述とちょっと重複しますけど、そもそも、核家族で子供を育てるってのが無理なんじゃないかなかと。

僕の親世代(今60代くらいの人たち)が子供の頃って、親に育ててもらったことってほとんどないんですよね。兄弟や近所の子供同士で遊んだり、小さい子の面倒みたりしたんですよね。今みたいに、親が付きっ切りで子供の面倒をみるっていう状況は、歴史上ほどんどなかったんじゃないのかなぁ。

最近の研究で、親がどう育てるかはあんまり子供に影響しないとかって言われてますしね。親の影響よりも、同世代の子供たちからの影響が強いって言われますけど、たしかにそうだなと思います。同世代の子のしゃべり方とか態度をすぐに真似しますからね。残念ながら、親の行動よりも、伝播力が強いんだろうなぁ。

うちの子は話し始めるのが結構遅かったんですけど(周りに日本語話す子がいなかったたので)、一時帰国して従妹たちと遊んだら急激に言葉をペラペラ話始めましたねぇ。親の話しかけはあんま意味がなかったかも(笑)。

えーと、まとめると「親は無くとも子は育つ」ってことですかね。真面目過ぎて子育てに悩んだり、それで鬱になってしまう方もいますけど、そんなに肩ひじ張って子育てしなくてもいいんじゃないかな。僕の場合は、自分が優秀な人間じゃないので、子供が思うように育ってくれなくても「てめぇの子供だからしゃーない」(笑)。