茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

何故マスクが外せない?

不思議だなぁ

「マスクをする」だとか「しない」だとかは個人の自由なのでどうでもいい話なんですが、それでも今の状況は不思議だなぁって思います。私も長年日本人をやってますけど、今回ほど理解できないのは初めてかもしれない。社会不適合者だからもともと世間様とは乖離があったのかもわからんけれども、それでも今日本で起きている現象が理解できない。なんでみんなマスクしてるんだろう?いつまでマスクし続けるんだろう…?

3月13日くらいにマスク着用は屋内外問わず「個人の判断に委ねる」ってことになったと思います。この時、街のみんなはほぼ誰1人としてマスクを外していなかったので愕然としました。一体何が起きているんだろうと。そもそも、この日以前にも屋外ならマスクしなくていいってことになっていたと思うんですが、みんな外だろうとなんだろうと頑なにマスクをしている。朝のゴミ出しのちょっとの間でもマスクをしている。コロナってそんなに感染力強いのかしら?

接客業をやってるところは、変な客に絡まれるのを避けるために、クレーム対策としてマスクをつけるってのは解らんでもないんですが、客まで全員マスクをつけてるとなると、どうも変な気がする。

公園で走ってる人たちも平気でマスクをしていて、もう何の苦行をしているのか私には理解できない。感染リスクよりももっと差し迫ったリスクを自ら作り出しているような気がしてならないんだけど。酸欠しないのかなぁ…

いつ外すのよ?

「感染するかもしれないから」というのはわかるけど、じゃあ一体いつになったらマスクが外せるようになるんだろう。今外せなかったら、もう死ぬまでマスク生活するしかないなぁ。もうコロナウィルスが地球上から消滅することはないんだから、感染リスクは常にある。でも、みんなの様子を見てると「感染者がゼロになるその日まで絶対にマスクは外さん!」って感じがするなぁ。ちょっと潔癖的すぎる気がするんだよなあ。リスクがあるかないかで言ったら、そりゃ "ある" んだから、「じゃあ、気をつけてくださいね (= マスクしてね)」ってことになっちゃうよねぇ。そもそも、コロナに限らず誰かと接する以上は感染リスクはあるのに、一体どこまでリスクを排除すれば気が済むのやら。

ゴールデンウィーク明けにコロナが5類に格下げされた後もみんな外でも内でもしっかりマスク着用していましたけど、この前気温が上がってからちょっとずつマスクをしない人が増えてきたような気がします。といっても、私の周りを見る限り、数パーセントくらいかな。

この前田舎に帰省したときも、みんな律儀にマスクをしていてちょっとカルチャーショックでした。過疎地なので、人より猪の方が多いようなところですよ。私のツッコミとしてはですね「いやいや、接触する人おらんやん!!」って。もうね、我々は一体何と闘っているんでしょう…?

私の感覚が世間様とズレてしまっているようなんですが、今のこの状況が不思議で仕方がないのと同時にものすごく怖いです。政府が「もうマスクしなくていいよ」って言ってるのに、誰も強制していないのにみんなほぼ100%マスクしてるんですよ。一体日本で何が起きているの??怖すぎる。「個人の判断で」マスク着用ってなっているんだから、何割かマスク無しの人がいてもおかしくないはずのに、みんなしめし合わせたようにマスクをきちっとしている。政府が全体主義を煽っているんじゃなくて、日本の国民自体に全体主義的な気質がありまくりなのちょっと怖いです。もはや問題は感染云々ではないと思う。

私はコロナが流行した時は日本にいなかったので、どんな合意形成が日本の中で行われたのかわかりません。「マスク警察」とかがいたってのは聞いていたので、国内でもマスク着用に関しては、一悶着ニ悶着くらいはあったのかと思います。この「マスクの着用」ってのは、身体の一部を制限することなので、それに対して拒否感をしめすのは至って自然なことだと思う。いくら日本人がマスク慣れしていると言っても、最初のうちはマスクを「させられている」という状況に拒否感を覚えた人も多かったんじゃないだろうか(実際のところはわからないけど)。それが今やどうなんだろう?もうみんな自分の体の一部を制限させられているということに鈍感になっていたら、結構危ないと思う。身体の自由を奪われているということに対してもっと敏感になった方がいいと私は思うんだけど。

権力者にとっては、今回のコロナはいい勉強になっただろうなぁ。頼んでないのに、国民が「自己の判断」で自らの身体を縛り上げてくれるんだから、政府がちょっとやそっとめちゃくちゃなことをしても多分誰も文句を言わない。もっともそうな理由をつけてしまえば、みんな簡単に自由を差し出してしまう。今回は日本以外でもかなり自由が制限されたけど、もしかしたらコロナ以上にヤバい前例を作ってしまったんじゃないのかなぁ。「緊急」とか「非常事態」ってなればなんでもできちゃう。まぁ、今回みたいな事態はどう頑張っても「正解」はないんでしょうけれども、でも、個人個人が問題点に気をつけないといかんですな。

私が不安に思うのは今の小学生たち。不安っていうか、可哀そうだなぁ。ただでさえ小学でどうでもいい洗脳教育を受けているのに、そこに「マスク」っていうもんが付け加わる。こんな身体の自由を奪うものは大人が強制させてはいけないと思うんだけど、今回の特殊な状況では「マスクをすることは "良い" こと」になってしまった。今の子供たちにとっては、"異常事態" が "常態" となってしまっている。彼らが大人になったときに悪影響がでないといいけど。ただでさえ従順すぎる子たちがより一層従順になってしまってはいかんですなぁ。

卵が先か

感染が怖いなら、「満員電車に乗らなきゃいいのに」って思う人は多いはず。でも、こんなこと言ったら「マリーアントワネットか!電車に乗らないと生きていけないんだよ!!」って怒られそう。ここまで感染が落ち着いてきているのにそんなに怖がるなら、そもそもめっちゃリスキーな満員電車とか人が集まるようなところに行かなきゃいいって思うんですけど、「いやいや、そういうところに行くからマスクしてんだよ」っていう反論もあって、なんだかよくわからない議論になってしまう。マスクがあるからこそ、満員電車にも乗れるのか?いやいや、もうなにがリスクなんやら話がわからないな。

マスク好きが多い?

3月13日になってもマスクをみんなきっちりするもんだから、妻と「なぜなんだろう?」って話てみました。妻曰く「みんな花粉症だからだよ」とのことだったのですが、もう今の季節はスギ花粉も飛んでいないので、この説はたぶん違う。じゃぁ、一体なんなんだろう?
・マスクがないと不安
・マスクが既に習慣化してしまった
・いまさら他人に素顔がみせられない
・本当は外したいけど、みんながしているから
いろんな理由が考えれらますけど、案外みんなマスク好きなのかも。日本はただでさえ人が密になる状況が多いので、マスクが物理的精神的なバリアになっているのかもわからんですね。マスクで顔の半分を隠すことができ、匿名性を格段にあげることができる。マスクは現代社会における隠れ蓑的なアイテムなのかも。男性の場合はどうなのかわかならいけど、女性にとってはもはやマストアイテムになってるのかもしれないですなぁ。目元だけばっちり化粧すればいいだけだしね。

私はマスクをすると肌がボロボロになってしまうので、個人的には早くこんなマスク生活はなくなってほしいんですけど。マスクから得られるメリットよりもデメリットの方がはるかに大きい。

夏でもマスクするのかしら

いったいいつになったらマスクなし生活が戻ってくるのやら気になります。北風と太陽じゃないけど、マスクできないくらい暑くならないとマスクを外さないのかな。でも、去年の猛暑でもみんな律義にマスクしていたよなぁ… マスク着用はあくまで「個人の自由」ってことになっていますけど、99%の人がマスクをしているような状態に "自由" があるようにはとても思えない。幕末明治以来、日本人は自由民権っていう着慣れないものを無理して身に着けてやってきたはずなのに、コロナでまた大きく退行してしまったような気がします。なんでもかんでも西洋化がいいってもんじゃないけど、自由ってものは現代の根幹の根幹部分なので、もう少し敏感になった方がいいと思うんだけどなぁ。