茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

カブトムシとクワガタムシ

夏といえばカブトムシ

暑い日が続きますね。まだ7月なので、この暑さ、これからが本番かよって思うとげっそりです。果たしてこの酷暑を無事に乗り越えられるか、全く自信がないです。いくら温暖化って言ってもちょっと暑すぎやしないかい、地球さんよ!

でも、長ーいスパンで見てみれば、例えば万年とか億年という期間で見てみれば、今の地球は寒冷期なんでしたっけ?

恐竜が繁栄していた時代なんかは今よりもずっと地球が暑かったんでしょうね。そうでなければ爬虫類が活動できませんし。

我々人類は「温暖化だー!世界が滅びるー!!」って右往左往しながら叫び狂っていますけど、生物全体で見たらもう少し地球が暑い方が繁殖しやすいなかもしれんですね。

僕は個人的にはもっと涼しくなってほしいですけど!

そんなこんなで、虫の季節ですよ!暑くなったら虫ですね。

息子が虫にハマりだしました

我が家には5歳児がおりますけど、そのボーイが最近虫にハマり出しました。最初はダンゴムシとかのだいぶ地味な虫に興味を持っていましたね。都市部なので、身近にダンゴムシワラジムシくらいしかいないですからね。田舎育ちの僕からすると「えっ、そんなサブ的な虫でいいの??」って思っていました。もう少し心ときめくような虫がいるでしょ!

ダンゴムシだけじゃ流石に可哀想だなぁということで、息子に虫図鑑を買ってあげました。世の中にはダンゴムシ以外にもイカした虫がいますよと。

僕は虫にはあまり興味がないんですけど、それでも図鑑ってのは面白いもんですね。こんなにもいろんな種類の虫がいたのかって驚きの連続です。しかも、すごく似たような虫が沢山いるのに、それぞれに名前がついているんですよ。僕からしたら「ぜんぶバッタやろ」って感じなんですけど、世の中昆虫学者さんからしたら全部違うんですね。昆虫自体よりも、それを調べ上げた人たちの物語の方が僕はきになります(笑)。こんなこと言っちゃ悪いですけど、なぜ虫にそこまで心血を注ぐことができたのかと。

僕がびっくりしたのは、同じ虫でも場所によって微妙に大きさとかが違うこと。虫に興味がない人には究極的にどうでもいいことですけど、昆虫界隈ではきっとこれは大問題なんでしょうね。同じコガネムシでも、九州産と本州産で微妙にサイズが違うとか。この微妙な差がわかるってすごいですよね。どういうことなんでしょうね。一体どうやってその差に気がついたよ?

昔、昆虫好きな人たちが「昆虫フェス」的なやつを開いて、そこでめいめいに自分の自慢の昆虫の標本を持ち寄った。そこには普段は見られない地方産の昆虫の標本もあり、誰か気づくのです。「あれ?九州産のやつって、本州のやつよりも3 mm 小さくない?」そして、会場にどよめきと歓声が上がるのです。「同じ種なのに、大きさだけが微妙に違う!」って。こんな感じで昆虫好きではない人にとってはどうでもいい発見がはされていったんですかね。

虫の花形といえばカブトムシとクワガタ

子供にとって憧れの虫といえばやっぱりカブトムシとクワガタムシでしょう。僕も小さい時は、やつらを見つけた時は大興奮していました。あんなにかっこいい虫なのに、なかなか見つからないんですよ。代わりにセミは掃いて捨てるほどいる(笑)。

うちの長男も最近カブトムシとクワガタに魅了されているみたいですね。仕切りに欲しがっております。残念ながら、うちの近辺には森がないので捕まえることができないですけど。

実物が手に入らないので、息子はまだ見ぬカブトムシ紙に書きまくっています。本当にほしくてしかたがないんでしょうね。

名前の語源は?

カブトムシとクワガタの名前の頻繁に聞きますけど、彼らの名前の語源ってちゃんと調べたことがなかったなと思い、調べてみました。まぁ、カブトムシはそのまんまなんだろうな。

調べてみますと、やはりカブトムシの語源は侍の兜ですね。うん、これは納得です。なんか兜っぽい感じがしますもんね。

じゃあ、クワガタは?鍬って、あの農機具の鍬ですかね?いやいや、全然鍬ぽくないよ!

調べによると、クワガタは漢字で「鍬形」って書くらしく、これは兜のVの部分のことを指すらしいですね。あのガンダムの触角みたいなのと似たやつです。

あー、なるほどね。お百姓が使う鍬じゃなくて、兜のことね!って、どっちも兜なの!?それは知らなんだわさ。

パッと見的には、クワガタムシの方がカブトムシじゃないですか?クワガタムシをカブトムシに改名して、カブトムシをツノカブトムシみたいに変えちゃったらどうですかね?

ジャイアントパンダレッサーパンダほどの悲壮感はないですけど、なんかちょっとクワガタムシが可哀想なきがする(笑)。

前から気になっていたこと

カブトムシの語源が兜だろうっていうのは、想像通りですけど、じゃあ、兜ができる前はやつらは何て呼ばれていたんでしょうね?すごく気になる。

人間は、言葉によってしか世界を認知できないので、「カブトムシ」という名前ができる前は、ひょっとしたらカブトムシもクワガタも「なんか黒いやつ」カテゴリーで一緒くたにされていたかもしれませんね。場合によっちゃ「黒いもの」繋がりでゴキブリも同類と見られていたかも。

気になるなぁ。誰かカブトムシとクワガタの名前の歴史を知っている人がいらしたら教えてください。

気になって英語も調べてみた

カブトムシは英語で beetle っていうのはいいんですけど、クワガタって・・・?あれ?知らないや。ビートルはねぇ、ビートルズとかありますので一般的ですけど、それに引き換え、クワガタの英語はあんまりポピュラーじゃないですね。「クワガタは英語で?」って言われても「いや、知らんし!」って答えてしまいますよ。

で、クワガタは英語で stag beetle っていうらしいですね。へー、知らんかった。因みに発音は [stæɡˈbiːtl] らしいです。 

ちなみに、ちなみに beetle を Oxford で調べると・・・

an insect, often large and black, with a hard case on its back, covering its wings. There are several types of beetle.

ってことらしいので、なんか黒くてデカめで硬ってぇ虫っていうことですね。なるほど、だからクワガタもカブトムシも同じ beetle ってことですか。くくりかたは違いますけど、日本語も英語もこの2つの虫を似たようなもんだと扱っているのが面白いですね。

stag の定義は  a male deer (雄鹿) なので、クワガタは、「オス鹿みたいで黒くてでかめの硬ってぇ虫」っていうことですかね。

さぁ、虫の季節をエンジョイしましょう。僕はエアコンのきいた部屋で本を読む方が好きですけど(笑)。

 

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