茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

役に立つ文章を書く

価値のある文章、面白い文章

人様の役に立つような文章を書いてみよう!なんてことはあんまり思ったことはないし、そもそも、役に立つような文章 (= 価値のある文章) だなんて私にゃ書く能力がない。駄文をダラダラ書いて楽しむくらいがちょうどいい。それに、他の人のブログを見たって役に立つ文章のつまらないこと!!役に立つような文章は汎用性が高くなってしまうから、その書き手の個性が失われてやすいし、これに文章術なんかが加わると本当に役に立つだけのつまらないものが出来上がってしまう。素人の文のよさは、有用性から離れているところにあると思う。ちゃんとした役に立つ文章はプロがいくらでも書いてくれるから彼らに任せて、素人は安心して一文の得にならない文章を書いていればいい(んじゃないかな?)。

他の人のブログを読んでいて思うんだけど、やっぱりその人なりの思想とか思考や感情のわかる文章ってのが一番面白い。「芸能人でもない人のことなんて知りたいやつなんていねーから」なんていうけど、顔も知らない自分と同じ市井の人がどんなことを思っているか知りたいニーズはあるんじゃないかなあ。ただ、ツイッターとかだと文字数が少なすぎて、意図が読みきれないものが多いから、ブログみたいにある程度まとまった文字数のものがいいね。

私の場合は、もともと文章を書くのが苦手すぎたのでモノを書く練習にとブログを始めたのですが、やってみると中々面白くって、ブログは更新していなくても常に何かは書いているような感じになりました。自分の頭の中の思考をただ吐き出して、文章校正もしないまま投稿しているもんだから、いつも文法的に変だったり、誤字脱字ばかり。それでもあまり気にしない。あまり外側に向けた発信ではないから。

でもあえて

でも、ちょっと内に向きすぎている文章を少しだけ外側に向けてみようかしらん。と思っていたんですけど、そもそも感覚が世間様とかなりずれてしまっているみたいで、みんなが読みたくなるようなモノがなんなんだか全くわからない。世間一般で良いと言われているものは自分にはよく理解できないし、その逆もしかり。もう不惑の歳なのに未だに社会化ができていないがっかり具合。しかし、こんな自分にも最後の切り札がある。そう、それは子供!子はかすがいとはよく言ったものです。私みたいなやつでも子供がいればギリギリ社会と繋がれる!というか、それくらいしか接点がない(泣)。パリピじゃない方の人種なので、外に出て誰かとわちゃわちゃすることなんてまずないですな。

子供が強力な武器になるって知ったのは、私がピザの国に島流し(大陸流し?)になってた時のことです。ネイティブの英語なんて何言ってんだか全くわからないし、カタコトの英語すら喋れているんだかいないんだかわからないアジア人男性でも、子供がいるだけでみんなから優しくしてもらえる!普通、アジア人男性がその辺うろうろしていたら、よくて「徘徊」、最悪な場合は「犯罪の下見」なんて言われそうですけど、隣に子供がいれば立派な「散歩」ですよ。しかも、「家族を大切にしているお父さん」というレッテルを貼ってくれるかもしれない。アジア人男性が歩くということは変わらないのに、隣に子供がいるかどうかで外からの見え方が全く違ってしまう。パリピの側の人間じゃないんで、「人種差別主義者がいきなりアジア人を襲ってくるんじゃないか」っていう偏見を少し持ってたりしました(実際にそういう事件はあるしね)。

差別云々はさておき、子供が隣にいるだけでピザ国の人たちがいっぱい話しかけてくれるんですよ。アジア人の小さい子供がある程度珍しかったのかもしれませんが、まぁ、なんちゃうかすごく構ってもらえました。ピザ国の人からアジア人に話しかけてくるなんて、BTS大谷翔平くらいなもんでしょう。それなのに、隣に子供がいるだけで話しかけてくれるわ、親切にしてくれるわ。日本にいても社会と関わらない (というか関われない) 私がかろうじてピザ国の社会と関われたのは子供のおかげでした。子供ができると親のありがたみがわかるなんていうけど、私は逆だと思うな。子供ができて子供のありがたみがすごくわかりましたよ。親の方が子供からたくさん恩恵を受けてますよ、絶対に。

そんなこんなで、私みたいな反社会ならぬ非社会的な私でも子供を使えば社会の皆様と多少の共通点が見出せるはず。

上の子はもう小学校に入ってしまったし、下の子ももう赤ちゃんではない。今更何か書いてもそんなに面白いこともないかなぁ。ちょうどこの前、三人目の子が生まれたばかりなのでその子について書いてみようかなあ。社会になかなか溶け込めない父親が子供を出汁に世間様と接点のある内容を少しだけ書いてみる。どうかなぁ。すぐ飽きるかもしれんけど。

そろそろブログのタイトルを変えたい

世間様と少し接点を持たせようとするなら、この「茹で蛙の盆踊り」っていうタイトルもそろそろ変えたいなあ。「ブログなんてどうせ3日で飽きるやろ」って思ってクソ適当につけたのをちょっと後悔してます。ブログを初めて書こうとした時に、ちょうど新聞の社説に「茹でガエル」についての例え話が出ていて、その時なぜか私の頭の中で超B級映画の「死霊の盆踊り」(見なくていいし、調べなくてもいい映画) が思い出されて、ついつい「茹で蛙の盆踊り」ってタイプしてしまった… 

でも、社会的に受け入れられるタイトルってなんだろうね?「〇〇パパの子育てブログ♡」みたいな感じか?なんか鼻で嗤ってしまいそうになるなあ(笑)。いや、40になっても自意識過剰な自分のこういうところが良くないのか… あえてベタなやつにするのが吉か。「イクメン奮闘ブログ」… うーん、なんか蹴り〇したくなるような響き。世間様にピッタリ寄り添って生きるのは難しそうですな。