子供は何歳になっても子供
一応、2児の父親をやっていますが、子供はいくつになっても子供だなあって思います。
子供に限らずなんですけど、自分より年下の人って、その人とあったときの印象が一番強く残っていませんか?しかも、ずっとその印象が残って、なかなかアップデートされないんです(笑)。
少し歳の離れた兄弟をお持ちの方ですと、弟もしくは妹の印象がずっと赤ちゃんの時のままだったりしませんか? 僕は、5歳年下の妹の印象がいまだに赤ちゃんの時のままです。もう三十路を超えてるのに、むしろそっちの (三十路の) 印象の方に違和感があります (笑)。
これが子供の場合ですと、なおさらですね。うちの長男は今年で6歳になりますけど、今でもまだ赤ちゃんだったときの印象の方が強いです。
彼が大人になってもきっと赤ちゃんの時のことを思い出すんだろうなあと思います。
ということは、これって自分と親の場合もきっとそうですよね。たぶん、親にとっては自分はいくつになっても子供のままである可能せいありです。
「子供に仕送りをする」っていう感覚がなかなか抜けないんだろうなって思います。「子供」って書きましたけど、僕は30をゆうに超えてるおじさんです。ですが、親にとってはまだまだ「子供」なのかもしれんですね。
うちの親は田舎に住んでいて、兼業農家ってほどでもないんですけど、ちょこっと田んぼや畑を耕しています。都会の人にはわかりにくいですが、「土地があるからしゃーなく耕作している」っていう人が田舎には結構多いです。
年取ったからもう畑仕事はやめたいんだけど、土地がダメになるからやめられないっていうひとたちが結構いるんですよね。
うちもその口で、ご先祖様が中途半端に広い土地を残してくださったので、命ある限り耕さざるを得ない状況なのです。
「中途半端に広い土地」といっても、一家で食べきれないくらいの収穫はあるので、いろんなところに配ることになりますね。
これまでは、僕ら一家はずいぶんと遠いところにいたので、母親も農作物を送ることは不可能でしたが、久しぶりに日本に帰ってきたということで、気合を入れてどっさりと送ってくれました。
この写真はその一部です。お米、ジャガイモ、たまねぎ、ズッキーニ、キュウリとそれはまぁたくさん送ってくれました。
母さん、重いです… (重量的にって言う意味ですよ)
大学進学とかで、田舎から他の都市にでた人なら、たぶんこういう経験が一度はあるんじゃないかなと思います。
「田舎の親がなんかめっちゃ食べ物を送ってくれる」っていうやつ(笑)。
すごくありがたいです。こうやって無償の愛をくれるのは世界で親だけですからね。
でも、まさか30超えてもこうやって送ってくれるとは思いませんでした(笑)。
どうやって保存しよう
ここで問題です。さあ、この大量の食糧を一体どうやって保管すればいいんだろう??
ここ連日酷暑なので、いくら玉ねぎやジャガイモが長期保存できるからって、ちょっと不安です。
ある程度調理して、冷凍保存するというのが一番よいのでしょうが、残念なことに我が家の冷蔵庫はものすごく小さい!!
4人家族ですけど、うちの冷蔵庫は 170L しかないのです。普通、これは独身用です。アパートの間取りが異常すぎて、この小さな冷蔵庫しか中に入らなかったのです…
さあ、こうなったら、食べるしかない!
生姜焼きでも作ろう
一部悪くなっている玉ねぎがあったので、まずは玉ねぎを優先的にやっつけないといけません。
先に断っておきますが、僕はチャーハンくらいしか料理はできませんし、そもそも料理は下手です。
下手なのには理由があって、いつもレシピに「独自解釈」を入れてしまうので、料理がまずくなってしまいます。勝手に調味料の量を変えたり、スパイスを省略したり、具を入れる順番を変えてしまったりと。
面倒くさがりなので、「おいしくできるレシピ」ではなくて「自分が楽にできる方法」に勝手に変更してしまって、結果、まずくなってしまうんですよね。僕以外にもこういう人は多いはず…
こんな僕でも簡単にできて、しかも玉ねぎが消費できる料理ってなんでしょう・・・残念ながら全く思いつきません(笑)。
かなり考えてでてきた答えが「豚の生姜焼き」です。豚は暑い時期にいいっていいますしね。ビタミンBが豊富に含まれるんでしたっけ?
早速レシピを見てみましょう・・・醤油と砂糖とねり生姜と料理酒と・・・もう、レシピを見た瞬間に料理の苦手な人間はモチベーションが下がりますね。料理をしない方ならわかってもらえるかと思いますが、こういう人間には「料理酒」ってやつが結構ハードルの高い調味料です。そんなもの常備してませんからね(笑)。
さて、レシピを見たところで、悪い癖が発動してしまいます。「いかに手抜きして楽に作ってやろうか」と考えてしまいます。
"俺流" レシピでは、玉ねぎに火を通してから、豚肉を投入して、最後に調味料で味付け。たぶんこれでオッケーなはず!正規の料理法ではございませんので、絶対に真似はしないでください!
今回の目標は「大量にある玉ねぎをなんとか消費しよう」ということですから、とにかく玉ねぎをたくさん入れちゃいましょう・・・
なんか、入れすぎたような気がします。さすがに玉ねぎ2玉は入れすぎだったかも。
写真の端の方のキッチンの目地から、このアパートの古さがにじみ出ていますね。なんせもう築40年以上経っています。
この写真一枚から、書いている本人が "キラキラしていない側" の人間だということが丸わかってしまい、ちょっと切ない!
玉ねぎに火が通ったら、次は豚肉をブッ込みます。
投入したとの瞬間に気が付きました。薄力をまぶし忘れた・・・
なんかグダグダですけど、もう引き返すことはできません。前進あるのみです。
こういう料理をしているときに、キテレツ大百科の「お料理行進曲」が頭の中で再生されてしまうのは、30代あるあるでしょうかね。
肉に火が通ったら、準備しておいた調味料をドパっとかけます。
なんで後からかけたのかというと、最初から調味料を入れて炒めると、焦げてしまうから。っていうもっともらしい理由をあげましたけど、先にも言いました通り完全に僕の曲解なので信じないでください。
どうでしょうか?めちゃくちゃな料理方でも、なんかそれなりに生姜焼き的な料理に仕上がりました。今更ですが、肉の種類もよくわからないので、スーパーにあった「一番安そうな肉」を買っただけなので、これが生姜焼に適した肉なのかはなはだ疑問です。
こんなことばかり書いたら、料理をする人が激怒しそう…
スープも玉ねぎ
できるだけ多く玉ねぎを使いたいので、スープも作ります。これはレシピはなし!玉ねぎとジャガイモをてきとーに鍋に突っ込んで、コンソメを入れて煮る。以上!こんな手抜きじゃだめですかね。
食べてみよう
さて、食べてみましょう。
料理下手な人間が作った割には、料理っぽく見えます。でも残念ながら キラキラ感 は全くないですね。男飯だからしゃーない!
写真でみるよりも、実際にはかなり玉ねぎが多く入っています。ちょっと入れすぎた感は否めません (笑)。
だいたいこういうのを作ると、うちの長男は食べないんですよ。超々食わず嫌いなので、食べもしないのにすぐに嫌がります。なので、今回もどうせ食べないんだろうなあって思っていたら・・・
うわぁ!めっちゃおいしそう!ご飯にのっけて食べる!!
え!?た、食べてくれるの??
食べる気満々なので、ちょっとびっくりしてしまいました。そして、生姜焼き丼にしてあげると、「めっちゃめちゃおいしい!」といって食べてくれました。
パパのご飯、めっちゃめちゃおいしかったよ!
おー!こんな 模範解答 のようなことを言ってくれるなんて、かわいいじゃないの!こんなことはめったにないので、びっくりですよ。自分が作った料理を「おいしい」と言って食べてもらえるのは嬉しいものですね。
妻の反応は・・・
妻の反応はというと、何も言わずただ黙々と食べて終了です。おいしかったのか、口に合わなかったのか、クソマズだったのか不明です(笑)。何かフィードバックが欲しい!
ちなみに僕は、普段は「うまいしか言わない」というルールを守っていますので、僕がご飯を食べるときは、たぶん語彙力の少ないアホな人に見えると思います。
あまりおいしくなかったときは、黙って食べます。ハッ!妻もこれだったのか!?