茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

ものすごく久しぶりにTOEICを受けに行ってきました

今日もみなさんのお役には立てないことを書いてまいりたいと思います。でも、いつも書いているようなことと違って、今回はみなさんも多少は興味ありそうなことなんじゃないかなとおもいます。英語についてです。(いつもの僕の雑文よりは一般的に興味がありそうって意味で捉えてくださいませ)

巷に溢れてる広告をみれば、英語に対するコンプレックスを煽りまくって、そんでもって「1日だった5分でペラペラに!」みたいな謳い文句で英語のできない人間から金を収奪する、そんなのばっかりですね。搾取ではなくて、もはや収奪ですよ。こんな感じで英語及び英語業界には並々ならぬ恨み辛みがあるわけですが、そういうのは今後小出しにしてまいります。

このブログでは残念ながら(?)他人から金を巻き上げる系のものはありません。このブログでは自分の恥を publish して laugh at されるのが目的みたいなもんですので。今日はそんな恥晒しの第一弾です。ひっさしぶりにTOEICを受けてきました。

なぜTOEICを受けようと思ったのか

他の記事でもちょいちょい書いたことがあるのですが、僕は英語が、いや英語がというか語学全般がからっきしダメな人間です。どれくらいダメかっていうと、大学受験で英語が受験科目にない学科をわざわざ選んだくらいです。「いやいや、そんな学部あんのかよ?」って思うかもしれませんけど、昔はあったんです。でも、昔でも相当レアな話です。

こんな語学のできない人間ですが、しばらくの間、地球の裏側の大陸に住んでおりました。ふつう、こんなことを言うとみんな「じゃあ、英語ペラペラだね!」っていうんですけど、100%みなさんそうおっしゃるんですけど、ここは声を大にして言いたい。「そんな簡単に英語力は上がらねぇえよ!」って。英語が好きで、得意な人ならまあわからんでもないですけど、英語が嫌いで不得意な人間はね、もうスタートラインからダメダメなんでございます。そして、コロナが始まってからなんて、ただの引き籠りでしたから、日本にいるのと変わらなかったですし… 

言い訳ばっかり書いてもどうしようもないので、ここはどのくらい自分が英語ができないのかいっちょ証明してやろうと低能力自慢意識が芽生えたのです。TOEICみたいな第三者のテストを使えば、ある程度客観的な英語力が測れるでしょう。まぁ、TOEICのテスト自体に茶々を入れるとどうしようもないので、ここは「TOEICである程度の英語力がわかる」という前提でいきましょう。

さあ、レッツ低能力測定!!

いざ行かん、千葉大学

さてさて、今回の受験会場はといいますと… 千葉市!うーん、千葉市ってどこですか(笑)??もちろん、名前を知らないとかそういう話じゃなくてですね、うちからどうやって千葉市まで行くのよ?

僕の家の周辺にもそこそこ大学があるので、その辺の大学に割り振られるかなぁなんて淡い期待を抱いておりましたけど、一気に打ち砕かれましたね。全く縁もゆかりもない場所に飛ばされてましたよ。あー、なんか思い出してきました。昔受験した時も結構遠いところまで行ったような気がします。これもTOEICさんの粋な計らいでしょう。会場に来るまでに体力を削るというね。

僕は田舎者なので、そもそも電車の乗り方も知らんし、何線がどこを走っているのかもよく知らんのですよ。

ネットとかアプリで調べれば一発でわかりますけど、それでも初めての場所は結構迷ってしまいます。基本スペックが低いもんで田舎の畦道しか対応できんのですよ。

まずね、柏駅で乗り換える時にいつもの出社コースに行ってしまいましたよ、反射的に。人間の体って怖いもんです。いかに常日頃「意識的に生きていないか」がよくわかる現象ですね。英語のテストを受ける前に「あー、俺はこの瞬間生きていなかったな」なんて振り返ってしまう。もう、早く会場に辿り着きたい(笑)。

どうやら船橋まで移動しないといけないみたいですね。船橋って、よく聞きますけど実際に行ったことはなかったです。まぁ、今回もただの乗り継ぎだけですけれども。

さて、つきました船橋。なるほど、なるほど、ここが船橋ですか。

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うん、なんの感慨もないですね(笑)。乗り継ぎするだけだし。船橋総武線とやらに乗り継いで西千葉駅に行けばいいみたい。総武線に乗るのは多分人生初めて。

西千葉駅の改札から千葉大学まではホントにすぐなんですね。すぐっていうか、もう目の前が大学ですね。

大学の敷地に入るのは一体何年ぶりでしょう。留年しそうになった嫌な記憶ばかりが蘇ってきます(笑)。最近やっと見なくなりましたけど、大学を修了してからもずいぶん長い間、テストで苦しむ夢をみていました。理系大学ではよくあることだと思いますけど、進級できるかどうかが本当に怖かったです。なんせ勉強なんてちっともしていなかったので。

フラッシュバックと戦いながら、大学の構内を歩きます。今日は昨日より湿度が低いので結構清々しいです。木漏れ日の中を歩くのは気持ちがいいですね。その間もちょいちょい留年の悪夢が顔を出しますけど。

この大学の構内・・・セミがめっちゃうるさいけど、リスニングの音はちゃんときこえるんだろうか・・・(部屋の中もセミの鳴き声は聞こえましたけど、リスニングはまぁ問題なかったです)

試験会場の中

大学の教室に入ります。おー、なんか学生になった気分。また意味のわからない授業を聞いて吐きそうになってた記憶が……

割と小さめの教室に受験生が30人くらい入ってました。年齢層はやはり20代くらいが一番多いですね。30代以降は少ないですけど、それでも3割くらいはいたかな。それよりもっと歳上の方もいましたね。

僕の前の席にいた人は、白髪混じりで50-60代のおじさんでした。この人のインパクトが結構強烈。短パンにビーサン、そしてどこかの野球チームのユニホーム的なものを羽織っていました。髪の毛はもじゃもじゃ。うまく伝わるかわかりませんけど「上野アメ横あたりの飲み屋で日曜の朝から飲んだくれてる茂木健一郎みたいな感じを想像してくれればよろしいかと。

僕のいた教室で一番強烈な個性を解き放っています。なんかもう、かっこいいと勘違いさえしてしまいそう。「最初はなんか汚いおじさん」と思っていましたが、ひょっとしたらイギリス文学とかやってる人かもしれません。あの歳でわざわざTOEICを受けるんだから、きっとその筋の人でしょう。どの筋かは知りませんけど。

もじゃもじゃ頭でちょっとデカダンスな感じ。よく考えると「TOEICを受けにきた坂口安吾」に見えなくもないですね。もしや、このおじさん、できる!?

最初はアメ横にいる汚い呑んだくれおやじ」って言ってたのに、今度は「イギリス文学をやってる坂口安吾ですよ。この人の評価の変わりよう… えーと、ここで言いたいのは、偏見と妄想はやめましょうということですね。はい、気をつけます。

準備はよいか?

こういう試験は結構ルールが厳しいですからね、ちゃんと事前に用意をしておかないと。むかーし、受験したときは、証明写真を忘れて会場で慌てて貼り付けたことがあります。そんなことはないように、今回はちゃんと事前に用意しておきました。(威張ることじゃないですね、当然とことです)

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これでバッチリ!署名もちゃんとしたし!…おや、署名のところをよく見ると、「黒のボールペンで」って書いてある!いつものクセで青のボールペンで書いてしまった…!!抜かりなく準備したつもりがこれで減点1ですよ。まさかこんなところに伏兵がいるとは思わなんだわ。いやいや、普通みんな青ペン使うでしょ?使わないんですか?まあ、いいや、

このくらいのミスで受験資格が剥奪されることはないでしょう。

他にも決まり事がたくさんありますわね。「電子機器の電源を切ること」っていうのは、まぁそれはそうですわね。試験中にバイブ音が鳴ったら迷惑ですもんね。

「アップルウォッチとかもダメ」って言われて、ふと不安になってしまいました。僕はアップルウォッチではないのですが、Fitbit を普段着けています。歩数と時間くらいしか表示されないすごく機能の制限されてるやつです。これもひょっとしてアウト?ってこの時思ってしまい、外して鞄の中にしまいました。「Fitbit 以外に時計があるからまぁいいや」とこの時思ったんです。そして、この時の選択が結構致命的なミスでした。

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右側のが普段着けているFitbit で、左側のが今回使用した時計です。機械式の時計なんですよ。ゼンマイを巻くやつですね。はい、お察しの通りです。試験中に止まってました…

さぁ、テスト本番です!

まずはリスニングからですね。「こんなもん簡単だろー!」なんて舐めた態度でいると、結構引っかかりますね(笑)。なんなんだ、TOEICよ、なんかトリッキーな問題出してくるのね。「テスト受ける前に過去問くらい解いておけよ!」って自分を叱りたい。

だいぶ解いてやっと奴らの攻撃パターンが掴めてきました!長文のやつは「この次どうなる?」みたいな問題があるので、文の最後までちゃんと聞いていないといけないわけですね。なるほど、なるほど。

それにしても、このTOEICのリスニング問題、めっちゃ面白いですね。特に質問文の後にその答えの文が3つくらい読み上げられるやつ。「いやいや、その答えはねぇだろ!」って感じのが沢山あって秀逸ですよ。笑いのセンスが抜群に高いですね。

例えば、「高子さん、わしは腹が減ったんじゃが、晩ごはんはまだかのぉ?」みたいな質問文があるとすると、選択肢がーー

    A) 奥さんとは昨年離婚したでしょ?

    B) 今日は鯖の味噌煮込みです

    C) 収入が減ったので晩ごはんはありません

    D) おじいちゃん、さっき食べたばかりでしょ

みたいな感じでございましょう?(実際は3択です)

明らかに不正解の選択肢のチグハグ具合が、ペッパーくんとのやりとりみたいで面白かったです。面白がる前に問題をちゃんと解かないといかんですけど。

そして悲劇は起こる

リスニングの次は、リーディングですね。文法問題とか、短文の問題は、わからなかったらもうね、「ヤイヤイ!!」って飛ばしていってしまえばいいのですが、問題は最後のなんか意味不明なやつ。あれって、Part 7 (??) ですかね。英文が3つあって、そこから情報を拾って答えを見つけるやつ。正直、「なにこれ?」って思いました。結構トリッキーで難しくないですか。英語云々もありますけど、単純に答えをみつけるのに時間がかかる感じですね。たぶん、日本語で似たような問題を出されても僕は戸惑うような気がする。

結構苦戦してやっていて、時間が気になってきました。ふと時計を見ると、11:50です。

おー、まだ11:50か。あと30分もあるなら結構余裕じゃない?

またしばらく問題を解いてから、時計をみます。

おー、まだ11:50か。あと30分もあるなら結構余裕じゃない?

※この時は、異変に気が付いていませんでした。

そして、また問題を解いてから時計を確認しました、

おー、まだ11:50か。まだまだ余裕だなぁ・・・・って、さっきから時間が変わっていない!??あ!時計が止まっとるやん・・・!!

これは致命的なミスでした。前述の通り、時計のゼンマイが切れていて、時計の針が完全に止まっておりました。気づいたときには時すでに遅し。

試験管「はい、時間です!終了してください!」

ちーーーん・・・10問は何もマークしないで提出しました。せめて何か塗り絵くらいしておけば2-3問は当たっただろうに・・・

今回学んだこと

今更ですけど、試験前にちゃんと過去問くらい解いて準備をするべきですね。社会人でなくても当たり前のことですよ(笑)。まぁ、まぁ、点数が低い「言い訳」はこれくらいにしておきまして、今回のテスト結果がでたらちゃんと晒上げますので、もしこの記事をここまでご覧になった方がいらっしゃったら楽しみにしていてください。みなさんの嗤いのネタに喜んでなりましょう。

わざわざ顔まで晒上げているのは今時なかなかないと思います。これはー、自傷行為的なもんです(笑)。一応、AIとかじゃなくて、ちゃんと実在する人間がやっています。これが綺麗な女性だったら客寄せになるんでしょうけど、僕は男なので、その辺は残念!客寄せどころか逆効果の可能性の方が高い!でも、どういうやつがこの阿保ブログをかいているのか、顔が多少分かった方がイメージがわきやすいでございましょ?なんのイメージかは知らんですけど、負のイメージじゃないことを願います。

ただ点数の低いテスト結果だけを晒すのも芸がないので、過去問を解いて練習してから1か月後にもう一度テストを受けて、その結果を比較してみましょう!

A) テストの点が上がった → 勉強の成果だ!やった!

B) テストの点が変わらん! → ただのアホじゃねえか!

まぁ、どっちに転んでも面白く受け捉えることはできるかな。いやいや、点数を上げねば!!それでは、乞うご期待。

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これは帰り道の様子です。帰りもセミがめっちゃ鳴いておりました。僕の前の方には、例の「飲んだくれ茂木健一郎」がいたんですけど、見た目によらず紫外線に弱いのか、日傘をさしていました。なんなんだ、このギャップ萌え的なやつは!あの会場の中で一番日差しとか気にしなさそうな雰囲気なのに!くそ!あのおじさんになんか一本取られた気がする(笑)。