茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

子供につきっきりの生活 / 戦後77年

お盆があけてもまだまだ暑い日が続きますね。この暑さはもう誰にも止められないんですかね。今日も最高気温は37℃でしたよ。まぁ、一日中建物の中にいるからまだいいですけど、それでも通勤の時は地獄の暑さですね。

今日はまだお盆休みの人が多いのか、朝の通勤電車も簡単に座れちゃうくらい空いていました。このままの混み具合で全然いいのになぁ。みんなもっと休もうぜ!と言いたい。

このお盆の期間中、田舎に行って妻子を千葉に連れ戻して、子供とつきっきりの生活をしていました。それこそ朝から晩までずっと子供と居ました。うーん、これはなかなか辛いな(笑)!

まず、朝。次男(1)が泣きまくるところから一日が始まります。いや、深夜から泣きまくるので、これが一日の終わりなのか、始まりなのかもうらよくわからんですな。普段は僕は子供たちとは別の部屋で寝ているので、同じ部屋にいるよりは音が聞こえないです。しかしまぁ、同じ部屋で寝るとダイレクトに音が聞こえるから強制的に起こされますな。

ベイビーくん、やっと泣き止んで寝たと思っても外が明るくなると活動し始めます。多分わざとでしょうけど、人の頭の上をハイハイで通ります。キャッキャキャッキャと笑いながらやってるので、たぶん好きなんでしょうね。

しばらく寝たふりをしても、そのうち長男(5)が起きて「パパー遊ぼー!」「お腹減ったー!!」と叫ぶので布団から出なきゃ行けません。ちゃんと寝たんだか寝ていないんだか…

子供と一緒に布団に入ったから、8時から9時くらいには床に就いているはずなのに、なんなんだこの疲労感は(笑)!

本を読もうとしても、長男に激しく邪魔をされてなかなか読めず。まぁ、可愛いからいいですけど、でもちょっとは集中して本読みたいな。1ページ読むのに何分時間がかかるかわかったもんじゃないですな。数行進んで「パパー!!」、また戻って読んで進めようとすると「パパー!!」の繰り返し。一歩進んで二歩下がる。これは子育てするお母さんは何もできませんな。

文章を書こうとしても同じ感じなので、自分が一体何を書こうとしていたのかわからなくなってしまう(笑)。てな具合で、しばらく何もできませんでした。いやー、ほんと世の子育てしながら資格勉強とかしているお母さんはどうやっているのか不思議。まず、睡眠時間確保できないでしょってところから不思議ですよ。彼らといたら全く寝れないですよ(笑)。これは子育てでイライラするのも無理もない話ですわ。

子育て支援、まずはお母さんに十分な睡眠を取らせるところからですな。

敗戦77年

ちょっと話は変わりますが、戦争について。もうというか、やっとというか、先の戦争が終わって77年経つのですね。最近は意図的にニュースを見ないようにしているので、世間がどう言っているのかは知りませんが、今年もなんだかんだ終戦特集をやっているんだろうなあ。まず、この「終戦」っていう言い方が気に入らんですね。戦争に負けたんだから、ちゃんと「敗戦」っていうべきなのに、なんでみんな口裏合わせたように終戦って言うんでしょうね。不思議だなぁ。確かに、あの当時長引く戦争に疲弊しまくって「やっと戦争が終わった」と感じた人も多くいたでしょうが、日本人は主体的に戦争に関わったので、ここはやっぱり「終わった」よりも「負けた」の方が正確だと思う。言葉あそびで一体何を隠そうとしているのかわかりませんけど。

これと同じようなのが、昨今のロシアによるウクライナ侵略ですな。何に気兼ねしているのか分かりませんけど、わざわざ「侵攻」って使いますね。あそこまでわかりやすい「悪」もそうそうないだろうに、なぜ侵略と断言しないのか不思議ですね。一体どんな詭弁を使えばロシア擁護ができるのか謎すぎ。

ロシア問題はさておき、この戦後77年で何が変わったのかなぁ。基本的なことはきっと何も変わっていないでしょうね。確かに、戦前と戦後で色々と断絶されたものはありますけど、日本人の気質は基本的に何も変わっていないと思う。良くも悪くも。

表面的なものが変わったからあたかも変わったように見えるだけで、今回のコロナで未だに同調圧力がハンパなく強いことがよくわかりましたねぇ。これが戦中だったら、いろんな理不尽を他人に強制したんだろうなぁ。多分僕なんかは真っ先に非国民扱いされるに違いないです(笑)。

日本が戦争に負けて1週間後くらいには、闇市とかに英会話本が出回っていて、「これからは英語だー!」ってなっていたから、残念ながらこの時から日本人はこういうもんなんでしょうねぇ。

少し時間を遡ると、同じことやってますよね、幕末明治期に。いきりまくって「尊王攘夷!異人どもはたたっ斬れー!」ってはっちゃけていたのに、幕府を倒した後は「文明開花!西洋バンザイ!」なんて風になっちゃう。同世代の同じ人たちがやってますからね、もう頭がおかしいとしか思えない。

この80年後には「鬼畜米英!」って威勢のいいことを言って、それで負けたら「ありがとうマッカーサー元帥!」ですもんね。お前ら大丈夫かよって思いますよね、普通は。あのひどい時代を実際に生きたわけではないので僕には非難する権利はないでしょうけど、それでもなお「歴史に学べ!」って言いたくなってしまう。

先の大戦から学ぶべきことはなんでしょうね?馬鹿の一つ覚えみたいに「戦争反対」なんて言ったって、誰も日本のことは守ってくれない。あんなのは念仏よりも意味がない。じゃあどうすりゃあいいんだろう?まずはちゃんと歴史を見直すことからじゃないのかな。

これまではあまりにも当事者がいすぎて「歴史」として取り扱えるなかったけど、関わった人たちがようやっと死んでくれたので(失礼な言い方)、これからやっと客観的な歴史としてあの戦争を見ることができるんじゃないかな。まぁ、これについては戦勝国にこそ言ってやりたいですね。悪を敗戦国ばかりに押し付けやがってからにと思うわけです。

先の大戦のおかげもあって、今の僕らは戦争のない平和な時代を生きることができているわけですが、この平和に日々欺瞞を感じざるを得ないです。先の大戦で日本人は別に何か反省をしたわけではなく、臭いものに蓋をしてみないようにしているだけ。たくさん人が死んだから、もう戦争は嫌だ。戦争反対って言っておけばいいんだ。という具合で現実から目を背けてばかりでいまだに9条を変えることができない。誰かがいっていましたね。自衛隊が9条に反しているんじゃなくて、9条が自衛隊に反しているんだと。なるほど、その通りだと思う。軍隊がなければどうしようもないのに、77年たったてもそれを直視できない。

そのしわ寄せをいまだに食らっているのが沖縄だ。アメリカが日本をフルボッコにしたからといって、そこまでアメリカ軍が好き放題やるのはけしからんと思うけど、「アメリカ様が守ってくれる」と甘え切ったことを考えている日本にも多少なりとも責任はあるよなぁ。

明治期にうまい具合に沖縄の自主権を奪ってこっそり日本に編入して、そんでもって戦争が起きたらトカゲのしっぽ切りのように扱う。客観的にみてもかなりひどい仕打ちをしている。たしかに、歴史の大きな流れから考えるに、周辺地域は中央に飲み込まれる運命にあるから、沖縄があの当時独立を保てたかどうかというのはかなり疑問だ。しかし、それをいったら、今後僕ら「周辺地域」である日本が中華に飲み込まれてもいいのかいなって話になりかねん。まぁ、この辺は難しいところだけど、容易に肯定はできないなぁ。

戦中は数十万の血を流し、戦後77年経っても沖縄はいまだに日本の平和のために負担を押し付けられる。僕らは沖縄に対して頭が上がらない。沖縄の海が好きだから、また行きたいなぁと思うけれども、よそもんが海だけ楽しみにほいほい行くことに、僕はかなりの疚しさを感じてしまう。

沖縄県民斯ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」という言葉を残して自決した軍の責任者がいましたけど、果たして特別な配慮はなされているのかしらん。

 

たまにはまじめなことも書きます(笑)。特にねぇ、先の大戦っていうのはいまだに日本にとっては喉に刺さった(だいぶ奥の方に刺さった)ぶっとい骨みたいなもんですし。そもそも、あの戦争が意味不明過ぎるんですよね。普通、戦勝国がなんらかの目的を達成しているはずなのに、戦勝国であるアメリカは何を成し遂げたのか全く不明。結局、共産党が勝ってしまったから、アメリカの中国進出は頓挫しているし、それまで日本がやっていた共産党圏との戦いをアメリカがやる羽目になって、その後日本を再軍備する。なんじゃそりゃ?アメリカさんは一体何がしたかったんですかね。めちゃくちゃ大量に死人を出して、ふりだしに戻るという壮大な愚行をやっちまったようにしかみえないのは僕だけでしょうかね。「日本を子分にした」ということ以外にアメリカが大東亜地域で得たメリットってなんだろう・・・ 僕にとってはかなりのミステリーだなぁ。当時、アメリカの中枢にソ連のスパイが相当数入り込んでいたみたいだけど、本当にそれが答えなのかな。