茹で蛙の盆踊り

茹で蛙の盆踊り

アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

5歳児カブトムシを飼う@びーとる

前回の投稿の続きです。先日、甲虫専門のレジャー施設にいってきました。その名も「びーとるランド」。房総半島の内側にあって、我が家からは車で1時間半くらいの距離です (この時は混んでいたので2時間かかりました)。
このびーとるランドでは、カブトムシとクワガタの販売も行っていました。ほんのちょっとだけでしたが。それに気づいた息子 (5) が興味津々に見つめています。ちょっと怖がってしまってそんなにカブトムシに触れなかった息子ですが、なぜかカブトムシを飼うことに強烈な意欲を示しています。その自信はいったいどこからわいてくるよ(笑)??

普段だったら「はいはい、また今度ね」と軽くたしなめて終わりですが、今回はちょっと後ろ目たさがありました。先日、僕の田舎に息子たちを連れて行ったときに「虫がいっぱいいるよ。セミもカマキリもカブトムシもクワガタもいーっぱいいるよ!」と大見えを切ったのですが、ちょっと季節が遅かったせいでカブトムシに遭遇することができなかったのです。息子は本でしかみたことのない憧れのカブトムシに会うことを楽しみにしていたので、結構ションボリしていました。こんなことがあったので、ちょっと今回は息子の夢をくじいてしまうのは心苦しい。

子供店員

手ごろなやつがあったら何か買ってあげようかねえとカブトムシたちを物色していると、隣から色々と店員さんが説明をしてくれました。カブトムシ界隈の話は全くよくしらんので、その知識量に感心しておったんですけど、なんか声がずいぶんと若いなぁ。なんか、子供っぽいねぇと思いふと顔をみてみると、いやはや子供ってか小学生!?これにはずいぶんとびっくりしました。小学生なのに、めちゃくちゃしっかりした対応ですよ。39歳児の僕なんかよりもよほどしっかり対応しています。こいつぁすごい!

その子供店員さんにいろいろをご教示頂戴いたしまして、おすすめの千葉県産のカブトムシのつがいをもらうことにしました。なんと、料金はたったの 500 円!!驚愕の安さですね。しかも、プラスチックケース付きでございますよ。太っ腹!ケースだけで500円してもおかしくないのに。

夢にまで見たカブトムシをゲットしてにんまり顔の息子です。

カブトムシを買った瞬間に息子は「パパ―!はやくお家帰るよ!!」と急かし始めました(笑)。なんか調子のいい子だなぁ。

土と木に金を払う

さすがにプラスチックのケースに直飼いするのはかわいそ過ぎるので、ホームセンターにいって飼育セットを買いました。こういうのは買ったことがないので、面白いなぁって思いました。実に色んなグッズがあるもんです。カブトムシの土が乾燥しないようにする謎のツブツブとか、脱臭するやつとか、虫よけとか (カブトムシがそもそも虫じゃろうて…笑) ホントいろいろありますねえ。昆虫市場がこんなに進化しているとは知らなかったですわ。

僕は超絶田舎で生まれ育ったので、「たかが土とか木ごときになんで金を払うの?」っていう感覚がいまだに抜けません。「その辺にただで転がっているでしょ?」ってね。でも確かに、街中に住んでいると田舎ではただで転がっているものもないので金を払って買わねばならんですね。街中に木が転がってたら問題だし。こんなことを言っている僕自身も金を出して木と土を買う身分になりましてございます。なんか複雑な気分。

百歩譲って木と土は金を出して買うのは解るとして、葉っぱも金を出さんといかんのですかね?これにはちょっとぶったまげましたよ。1袋248円で葉っぱが売られている!!僕が知らなかっただけで昔からそうだったの??なんでも商品になるもんだなぁ。

カブトムシの飼育準備

買い物が終わった瞬間、「早く帰ろ!早く帰ろ!!」とまたも息子が急かします。カブトムシのお世話がしたくて仕方がないみたいです。

さっき買ってきた木と土をケースに入れて、虫ゼリーを投入します。

む、虫ゼリー??これでよいのか??なんかずいぶんはみ出ちゃってる感じがするけど。これがデフォルトなんですかね。

ここにつがいを放って完了です。

この後、オスのカブトムシが虫ゼリーを独占してメスに食べさせようとしなかったため、2匹は別居とあいなりました(笑)。短い同棲生活だったねぇ。

うちの妻がこの様子をみていて「なんてひどいオスだ!DV夫だ!!」と、本気でカブトムシに怒っていたのが面白かったです。カブトムシくんたちも生きるのに必死なんだよ。

妻に非難された DV カブトムシ

昼間はおとなしいカブトムシですが、朝方くらいは結構ガサゴソ動くのでちょっと怖い。最初はなんの音かわからなくて気持ち悪かったです(笑)。

さてさて、うちの長男くんは最後まで飽きずにカブトムシの面倒をみることができるでしょうか?