茹で蛙の盆踊り

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アラフォーサラリーマンが、まぬけな子育て話などをお届けします

2週間でうつを治すには

最近息子ネタを書いていて気付いたこと

5月にブログを書き始めてから、100投稿以上行ってきました。最近は、長男 (5) のカブトムシブームの影響で、甲虫ネタの投稿が多くなっておりました。ふと今までの投稿を振り返ってみて気づいたことがあります。自分以外のネタを書いているときは、心が重たくならないなと!

特に、子供ネタのときは100%くだらないことしか書いていないですね。あ、いや、まぁ、他のネタの場合もくだらないことしか書いとらんのですけど、より一層くだらないことしか書かないという意味で… 

やっぱり、精神を楽にする方法は、自分の意識を自分以外にずらすことだなぁと改めて実感したしだいでございます。

自分に焦点を当てすぎる

メンタル弱めの人とか、神経症の人とか、繊細さんとかって言われる人は、どうしても注意が自分の内側に向いちゃっていると思います。僕なんかはまさしくそれで、常に注意が内に内にと向いてしまっておりますね。この状況を何にかいい感じに説明できないかなぁっと以下のようなことを考えました。(そして、これを妻にドヤ顔で説明しました…)

例えば、心を丸い容器みたいなものだと想定すると、メンタルの弱めな人っていうのは心の向きが自分に向いてしまっているため、心が陰圧状態になってしまう。一方、神経の図太い人っていうのは、常に心が外に向いているので、心が陽圧状態に保たれている。なので、なにか精神的なトラブルにあったも、神経の図太い人は心が凹むことはない (もしくは凹みにくい)。繊細さんの場合は、心が陰圧状態になっているので、外部から何か力が加わってしまうと、簡単にべコベコっと凹んでしまう。図にするとこんな感じです↓ (前にもどこかで描いた気がする)

おー、この「心の陰圧」「心の陽圧」って言葉、めっちゃわかりやすい例えでいいやん!って自画自賛しておったんですけれども、これを妻に話した時の反応は・・・

は?(何言ってんだ、こいつ)

というものすごく冷めたものでございました。どうやら一般受けしない例え方だったみたい。個人的には、自分の症状をものすごく的確に表していていいなと思ったんですけどね。

僕の例え方が分かりやすいか分かりにくいかはさておき、まぁ、自分の意識が外へ外へと向いているか、それが自我に向いちゃっているかで精神的な苦しさがだいぶかわってくるよねっていう話です。普段からの心のありかたが問題ですよね。

もしよかったら「心の陽圧/陰圧」っていう言葉、だれか使ってみてください(笑)。

2週間で鬱を治すには

この前、たまたま、偶然、何の気なしに Dale Carnegie の「道は開ける (How to Stop Worrying and Start Living)」っていう本を買って読んでみたんですけど、まさに上記で僕が書いたことと同じようなことが説かれていました。その章のタイトルがずばり「2週間で鬱を治すには」でした。ちょこっと引用してみましょう。

次に挙げるのは、偉大な精神分析医アルフレッド・アドラーの筆になる驚くべき報告である。彼はうつ病の患者に対して、決まって同じことを言った。「この処方とおりにしたら、二週間できっと全快しますよーーーそれは、どうしたら他人を喜ばすことができるか、毎日考えてみることです」 (P. 231-232)

この本で強調されていることは、自分の意識を外に向けるということですね。うつ病患者は思考がかなり閉じたものになってしまい、ますます症状が悪化していきます。これは完全に僕のことですけど(笑)。特に、疲れているときとか、ネガティブになっているときって、だいたい心が内向きになってしまって、より悪い方向に考えが走ってしまいます。この悪手な考え方を治すには、意識を外側 (他人) に向けるのがベターかな。まぁ、欧米人の言うことなので、たぶんにキリスト教道徳的な臭いがプンプンしないこともないですけど、いってることは間違っちゃいないなと思います。

他人のためにしか生きられない

やっぱり「誰かのために」って常に考えるのが一番精神衛生的にいいんでしょうね。というか、たぶん、人間は誰かのためにしか生きられないようにできているんじゃないかな。自分のことばっかり考えていると倦みますからね(笑)。いつも「俺」「俺」で生きてしまうと、我が強固になってしまい苦しみが強くなってしまいますな。いかに我を発生させないようにするか、これってとっても重要ですね。「他人のために」以外の方向性としては、何か自分が没頭できるものをみつけることかな。何かにハマっているときって「無我夢中」っていいますもんね。無我のときは苦しみから逃れることができる(はず)。知っているはずなのに、これを実行するのはなかなか難しい。僕たちはなんとなくいつも自分が存在していると思っているけど、全然そうじゃないこともちゃんと経験している。なのに、なんでそれがわからないのかなぁ、不思議なもんです。早く悟りたいもんですよ(笑)。

おわり

放っておくとどうしても自分の内面にばかり焦点が当たってしまう性質なので、意識的に注意を外へ外へと向けていかないといけませんな。まだまだ修行が足らんです。いけね、そういった瞬間にまた自分の内側に注意が向いてしまったわ。これは心の癖だから、一瞬一瞬気を付けて直していかないとねぇ。

まずは、自分以外のことに焦点を当ててブログネタを書いていこうかな。(たぶん投稿ボタンを押すころには忘れていると思うけど…)